我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

半世紀

2005-06-09 22:21:34 | 雑記
 生まれてから半世紀がたった。今日は私の生誕記念日。半世紀というコトバになんとなく心浮かれて1日を過ごした。
 
 近所の85歳のおばあさんに「今日、私の誕生日やねん」と言ったら、「50にしては若いな」と言ってもらった。お返しに「85歳にしては若いやん」と言って、二人で笑い合う。おばあさんは誕生日の祝いだと言って、畑から掘ったばかりのジャガイモを持ってきてくれた。言い得をしてしまった。
 古くからの友人には都会のしゃれたお菓子を贈ってもらった。

 人生に何度も迎える誕生日だけど、ちょっと浮かれた満50歳。しめくくりは、いただき物の直径20㎝の冷凍ケーキの半分を一挙に食った食後の胸焼け。我ながらバカだと思いつつ、たまにはこういうバカもいいかと、贅沢な夕食だった。^^;

掃除嫌いが掃除をした

2005-05-02 19:31:20 | 雑記
 私は掃除が嫌いである。しかし、先日、愛犬凛太郎のガールフレンドの桃ちゃんのお母さんに、ついに汚い我が家を見せる機会が訪れてしまった。
 桃ちゃんの家の庭や、雨の日には家に上がらせてもらって凛太郎は桃ちゃんと遊んでいる。でも、私の家は余りに汚いので今まで、よう来てもらわなかった。常々、桃ちゃんのお母さんにも「家を見たら、人格が疑われるほど汚い」と宣言していたが、お母さんもまさかこれほど汚いとは想像しておられなかったようだ。
 家の中を見るなり、ほとんど絶句。「こら私でも1日では掃除できひんわ」とおっしゃった。私も開き直ってしまっていたので「わはは」と大笑いをした。お母さんも「わはは」と豪快に笑っておられた。笑わんとしゃない。そんな汚さだったのだと思う。
 私もついに、やはりこのままではいけないかと思った次第であった。お母さん曰く「凛ちゃんの足の踏み場がない」。 そこまでひどいとは思っていなかったが、確かに凛はモノを避けもするが、踏みもして家の中を歩き、走っていた。

 一念発起。よし頑張るぞ、と掃除を始めた翌日、タウン情報誌YOUの記者さんから電話がかかってきた。取材の申し込みであった。拙著「里山ーてのりアマガエルと暮らしてー」を献本していたので、本を読んでいただいた結果、取材をしてもらえることになったようだ。ただ、テーマは「私の定年後」ということだったが、本がちいとも売れない私には、載せてもらえるだけでただありがたい。本を送ってから10日余り日がたっていたので、掲載は無理だとあきらめていたので、なお嬉しかった。取材は2日後ということになった。
 桃ちゃんのお母さんの視察のおかげで、掃除をし始めていたからかなり救われたが、草抜きをほったらかして、仕事に行く時間以外は集中して掃除を頑張った。その結果、モノに埋もれていたテーブルはようやくその使命がはたされるべく本来の姿である、テーブルの表面が現れることとなった。ものすごく頑張った。涙が出そうになるくらい頑張った。つくづく掃除嫌いの自分を知った。掃除ごときで泣ける寸前までいったのだから。

 さて取材当日、記者さんにスリッパを出したら埃が舞った。その時やっと、スリッパ立ての掃除を何もしていなかったことに気がついた。とほほ。面目無し。慌てて、埃を拭くが、記者さんに申し訳ないやら恥ずかしいやら。

 ほかにもまだ掃除ができていないところはあったけど、スリッパ以外は、何とか見た目は一応キレイにできたつもりで取材を受けることができた。

 しかし、その3日の間に畑の草も庭の草も著しい成長をとげていた。そして取材後は家の中をほったらかして草抜きに励んでいる。家の中は、だんだんとモトに戻りつつある。嗚呼。
 

天然酵母パン

2005-04-12 23:41:46 | 雑記
 天然酵母パン作りにちょっとはまっている。
 ネットで知り合った那夢さんのHP「ひるね庭園」には、酵母作りがいかに簡単にできるか、パンも魚焼きグリルや、炊飯器でも焼けること、醗酵をお風呂でするなど、身近で手軽にできることが書いてあった。それでも、最初はえーーっ、そんな手間のかかること私にはできっこないと腰が十分に引けていた。でも、酵母作りくらいは面白そうだからやってみようという気になった。
 家には適当な空き瓶がないので、ホームセンターで買った。そこにリンゴを皮ごと1個すりおろし、水200cc、蜂蜜ちょっとを入れて蓋を固くしめておく。毎日振る。それだけで酵母ができる。ウソみたいに簡単。毎日振っていたら気泡が出来てきた。嬉しかった。そのまま飲んだら、シュワシュワと微炭酸リンゴジュース。すりおろしたリンゴもしゅわしゅわ。美味しい。酒粕やプルーンでもやってみた。
 そして、ついに天然酵母パンに挑戦してしまった。最初はガス抜きをしないままだったり、ベンチタイムと呼ばれるパン生地を休めるということをしなかったり、一次醗酵を終えた生地がねちょねちょで手から離れなかったりと一人で無言の大騒動を展開していた。
 どんなに見た目が悪くとも、上手く膨れなくとも、天然酵母のパンは噛めば噛むほどに旨味がじわーっと口中に溢れて、なんだかとても満たされた気分になる。これにはまってしまったのかもしれない。愛犬凛太郎も酵母パンが気に入った模様で、少しやったら、「もっとくれ、もっとくれ」と尾をびゅんびゅん振って、目が輝く。ワンにも美味しいのがわかるのかなーと、なんだか嬉しい私だ。
「美味しいなー」と言って一緒に食べるのも、またなんとも言えない楽しみだ。

 醗酵は「ひるね庭園」に書いてあった「お風呂で行水」などを取り入れて、とてもお気楽。私の方法は家にあった発泡スチロールの上にボールを置いて、その上からビニール袋をすっぽりかぶせて、お湯に浮かせ、お風呂の蓋をしめておくというもの。これで勝手に膨れてくれるのでなんともありがたい。もう一つは私のオリジナルなのだが、使っている足湯器の上にボールを置いて、その上からタオルやひざ掛けで保温しておくという方法。どちらも余熱利用でほおっておいたらいい。こういうところもズボラな私向きで、大変気に入っている。

 天然酵母パンは奥が深いのかもしれないけれど、酵母も手作りで、自分なりで作ってしまえるのが嬉しい。作る前は、勝手に大変だと思っていたけど、そんなに大変でないことがやってみてわかった。なんでもやってみなくては、その楽しさもわからないものだ。

 那夢さんのHPには、この他、廃油で作る手作り石鹸のことなども載っている。「ぷわぽけ庭園」というブログにも、いろいろ楽しいことを書かれている。私も次は石鹸作りに挑戦してみようかなどと思っている。
 

ひるね庭園 ぷわぽけ庭園