少し前まで有機野菜は体にイイと思っていた。
ところが、最近自然農法を読むにいたり、無農薬、無肥料の方が絶対イイような気になり・・・。
そうなると検索しまくり、どっぷりはまる。
付加価値がついているのか、割に高い。
一方作り手自らが「一番簡単な農業」と書いている人もいた。
で、お一人様用というセットがあり、良心的な価格でもあったので、愛媛県の農家さんに頼んでいたのが今日つきました。
葉野菜はキレイに洗ってあり、種類ごとに濡らした新聞で包んでありました。
作り手の丁寧な優しい発送作業が嬉しい。
入っていたのは完熟ピーマン、ピーマン、カブ菜(赤、白)、大根葉、ナス、マコモダケ、小芋、さつまいも、カボチャ、オクラ、小松菜、ツルムラサキ、ニガウリ、オクラ。15種類で1,500円送料別(クール宅急便)。
お昼に完熟ピーマンを生で食べたら、甘くて美味しい。ピーマンも生で食べたら、ピーマン臭いニオイが少なかった。
夜はマコモタケ(レシピがついていた)を豚肉と炒め、かぶ菜は赤をお漬物にし、白は煮て食べました。
なんとなく幸せな気分になれました。
最近では当たり前のように添加された食品の方が多い。
便利を求めるから半調理の冷凍食品を求めることも多いが、それらにはたいがい「アミノ酸」と書かれたグルタミン酸ナトリウムが添加されている。
本当にそれは必要なのか?と私はかねがね思っているけど、たいていの人は気にしていないし、入れることが美味しくなると思っておられるようだ。
ウィキペディアには次のように書いてある
食用グルタミン酸ナトリウム生産の先駆けである味の素社は当初小麦などのグルテンを加水分解することによって生産していたが、コストが非常に高くつくため、石油由来成分(アクリロニトリルなど)による合成など様々な手法が試みられた。しかし協和発酵工業(現・協和発酵キリン)によりグルタミン酸生産菌が発見され、これに廃糖蜜(サトウキビから砂糖を搾り取った残滓)などをエネルギー源として与え発酵させてグルタミン酸を得る手法が安全性、コスト面において優れていることから、現在ではこのグルタミン酸生産菌による発酵法が主流となっている。発酵過程でビオチンを阻害するなどの、グルタミン酸生産菌のグルタミン酸生産を活性化する添加剤や、窒素源(硫酸アンモニウムなど)、発泡を調整する薬剤が加えられる。
なお、発酵法で得られるのはグルタミン酸であるので、実際にはこれに水酸化ナトリウムを作用させてナトリウム塩にすることによってグルタミン酸ナトリウムを得ている。
なんか怪しいと私は感じる。
さて、話は変わり、自然農法の資料をハーモニック・トラストというところから取り寄せたら、メルマガが来ました。
生野菜を多食する私達に警鐘の意味もこめて、コワイことが書いてありました。
以下コピペ
【賢明な人は火を通す ~現代食べ合わせの危機~】
「硝酸性窒素」とは小松菜やほうれん草、チンゲン菜などの葉野菜に多く
含まれている物質です。分かりやすく言えば、葉野菜を食べた時に感じる
苦味やエグミ、その味の正体はこの物質によるものなのです。
植物がそもそも持っているものですが、
肥料の多様のほか、収穫時期、時間帯、品種、季節、雨の量などによって
変動します。
特に気を付けなければならないのが肥料です。
過剰な肥料は、植物の葉などに硝酸性窒素として過剰に蓄えられます。
葉野菜は生で食べることを極力避けている、必ず火を通す、そういう方も
多いと思われます。何気なくやっている・・・、たとえそうだとしても、
それは極めて賢明な処置と言えます。硝酸性窒素の毒性は「青酸カリ」に
匹敵するとも言われているのですから。サラダブームもきちんと素材を選
ばない限り、危険度は高まってしまうわけです。
「肉を食べたから、その倍くらい緑の野菜を食べましょう」、食卓のよく
ある光景ではないでしょうか。シーンとしてはお母さんが子供に言い聞か
せる言葉だと思いますが、実はこの組み合わせには「危険がある」と言わ
ざるを得ないのです。
なぜなら肉や魚に含まれるたんぱく質「アミン」と硝酸性窒素が化合して、
「ニトロソアミン」という強い発ガン性物質に変化してしまうことがある
からです。
肉・魚に限らず、体内にはこのアミンが貯蔵されているので、硝酸性窒素
たっぷりの野菜は極力避けなければなりません。アミンは肉や魚を焼いた
り、煮たり加熱調理をすることで、さらに増加していくことが分かってい
るのです。
野菜に含まれる硝酸性窒素は口の中で「亜硝酸性窒素」という物質に変化
します。実際に白菜100gを食べた後の唾液を測定してみると、通常の5倍か
ら10倍くらいの亜硝酸性窒素が測定されたという報告があります。それが
加熱して増加した肉や魚のアミンと化合し、「ニトロソアミン」に変化す
るわけですから、注意が必要です。
【赤ちゃんが青くなっていく・・・】
強い発ガン性の他にも、硝酸性窒素は酸欠・窒息状態を引き起こします。
代表的なのは幼児が青くなって死んでいく、「ブルーベイビー症候群」と
いう急性症状です。
これは今から約40年前、アメリカでホウレン草の“裏ごし”を食べた幼児が
次々と窒息死する事件が起きました。300人近くが急性症状にかかり、39名が
亡くなった。血液中の酸素を運ぶヘモグロビンの働きを阻害した結果として
起こる病気で、「メトヘモグロビン血症」と名づけられています。
毒への耐性は体重に比例します。だから小さいお子さんがいる家庭では細心の
注意が必要です。また北海道で、硝酸性窒素を大量に含んだ牧草を牛が食べ、
急性の酸欠で大量死した事件が10年ほど前に起きました。他にも糖尿病やアレ
ルギーの原因物質として警告を発する研究者もいます。
WHO(世界保健機構)は硝酸性窒素の安全基準を定めています。「安全基準」
とは一日の摂取量が基準値以内ならば、一生摂り続けても問題がないと考え
られる量のことです。その数値は体重1kgに0.836mg(体重50kgの人は0.042g)
です。つまりこの量を超えるとリスクであるという警告です。※注1
ヨーロッパでも安全基準を設けているのですが、日本ではいまだ定められて
いません。
こういう状況ですから、硝酸性窒素への関心が低くても仕方がないのかもしれ
ません。しかしこの数字はあくまでWHOの基準値に過ぎないことを抑えておく必
要があります。日本人は世界的にも類のない野菜好きですので、より注意
が必要となります。
イギリスでは環境教育プログラムを定め、
小・中学生に硝酸性窒素の危険性を教えています。子供たちに指導し、食や環境
への意識を育てています。他国の良いところは素直に見習う姿勢が大切です。
肥料の投入量によって硝酸性窒素の含有量は上下していきます。私たちは
有機か、無農薬かというところにどうしても目が向きがちです。でも使わ
れた肥料がどれくらいの量であったか、またどのような肥料を使ったかを
問うことも極めて重要であると思います。
そういう意味では肥料を使わない自然栽培は
同じ条件下であれば、よりリスクは少ないといえます。
しかし、自然栽培といえども、過去に使ってきた肥料によっては
硝酸性窒素の数値が多少高く出る場合があります。
だからこそ、自然栽培の農家の方々には、
肥料を吸う力の強い作物を栽培することをすすめています。
土の中の過剰な栄養分を吸い取ることで
過去に使われた肥料を取り除いていくのです。
栽培計画の中に取り入れてもらっています。
もちろん、どんな野菜でも食べるときは感謝して、ありがたく楽しくいただ
きたいものですし、腹を満たすことができるのは何ものにもかえがたい。
また、肥料や農薬を使わない農産物で全世界、全国民の人口分を今すぐまか
なえるわけでもありません。
そういう意味では、現状、肥料や農薬をつかった栽培も必要なのだといえます。
でも、一方で食におけるリスクを知り、向かうべき方向性を把握することは、
とても重要だと思うのです。
今回は肥料と硝酸性窒素のリスクについて述べてみました。
以上です。
長くなりましたが、記憶の中に少しでも「ああそういう話聞いたな」的にでもとどめておいていただければと。
ではまた明日
読んでいただいてありがとうございました。
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