2012年8月20日、中国新華社の報道によるとイギリス人女性・ダニエル・エックレスさんはもともと聴力は正常だったが、3年前から左耳の聴力が徐々に失われ痛みを感じていたという。彼女はこれまで11回も医者に治療を求めたが、左耳の状態は回復しなかった。ある日、彼女の左耳からてんとう虫が出てきたことで、彼女はすべてを悟ったという。
6回の受診でも発見されず
28歳のダニエル・エックレスさんは、英国の国民保険サービス(NHS)の行政マネージャーを務めている。約3年前、エックレスさんの左耳に問題が起き始め、聴力が日に日に悪くなり痛みを伴うようになった。
2010年5月までに、彼女はエリザベス・コートールド外科診療室に6回受診し、医師は各種の点耳薬や抗生剤、鎮痛剤を処方したが、彼女の左耳の状態は回復しなかった。彼女は左耳の痛みについて「耐えがたい苦しみ」と表現し、時には耳の痛みで仕事を休まなければならなかったという。
昨年末から今年の初め、エックレスさんは、エリザベス・コートールド外科診療室で治療(1コース5回)を受けた。
そして、治療を続けた今年6月のある日、彼女の左耳に通常の3倍の量の点耳薬を入れたところ、耳の中からてんとう虫の頭が出てきた。
そこで、彼女はすべてを悟った。2009年8月、左耳に異常が出る前、何かが左耳に入ったことを思い出した。8月17日付けの英紙「デイリー・メール」でのエックレスさんの言葉を引用すると「(病院に行く)その数日前、私は耳の中に虫が入ったと確信しました。しかし、受診した時、医師は自信有り気に『耳の中には何の虫も見つからなかった』と言いました」。
今回、エックレスさんの耳から耳鼻咽喉科の専門医によりてんとう虫の死骸が取り出された。手術時間はわずか5分。てんとう虫の死骸がが完全に取り除かれた後、彼女の左耳の聴力は徐々に回復しているという。
正式に病院を提訴
てんとう虫の死骸が左耳に入っていたことで、生活にさまざま不便を強いられ、生活が悪夢に変化したというエックレスさん。エックレスさんは自分の境遇に相当な不満を感じている。
そして、8月16日にエリザベス・コートールド外科診療室を正式に提訴した。何度も治療を受けたのにも関わらず、医師はてんとう虫の死骸が原因とはまったく気づかなかったからだ。
彼女は「てんとう虫は私の生活を悪夢に変えた。誰もてんとう虫を発見できなかったなんて信じられない。てんとう虫はイギリスで一番かしこい虫のようね」、「今回の件は大げさにするかちがない小さな出来事だと思う、さっさと専門医に見せるべきだったのかもしれない」と述べている。
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こういうニュース、よく日テレ「ザ・世界仰天ニュース」などで紹介されているけど、よくあるパターンとして…
1.病気の症状が現れる
↓
2.ホーム・ドクター(かかりつけ医)に受診
↓
3.「問題ない」と診断される
↓
4.その後、病状が悪化
↓
5.何度受診しても原因不明(適切な治療を受けられず死亡するケースもある)
↓
6.ホーム・ドクターがやっと別の専門医を紹介
↓
7.重大な病気と判明!
↓
8.やっと適切な治療が受けられる
以前から「仰天ニュース」を観ていて、こういう、パターンがやけに多いと思っていたのでイギリス人の友人に聞いてみたところ、イギリスは「かかりつけ医制度」を導入しているため、病気になった場合、指定された「かかりつけ医」以外の医師や医療機関に勝手に受診できないと教えてもらった。イギリスがそういう制度なのにも驚いたが、「かかりつけ医」がヤブ医者でとんでもないことになったというケースを「イギリスの病院に行ってはいけない」というホームページを見て、「かかりつけ医」制度の実態を知って驚きを隠せない。しかも「かかりつけ医」から「総合病院の外来を受診できるまでの平均待機期間 16週間」、「救急外来の待ち時間 4時間以内が目標 」とは、何かの悪い冗談にしか思えない
いくら医療費が国庫負担で安いと言っても、医療の質を落としてしまったら「安かろう、悪かろう」になってしまうと思う。
それにしても、耳の中に3年もてんとう虫の死骸が入っていたなんて、考えただけでもゾッとする
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