金沢・野々市から・・発信 錦丘17期 305H 幹事の独り言

タイトル変更しました。
身近なことや、個人的な思い、趣味も発信していきます。

6月の健康ニュースレター

2019年07月06日 08時46分50秒 | 日記
先月(6月)のニュースレターです。

好評でしたので追加にて。


「筋力で膝に自信を持つ」 

爽やかな季節。外を歩くのに、とても心地よく日差しを浴びてそよ風に吹かれながら…という時期。紫外線対策、水分補給も忘れずに。          歩くことといえば、やはり気になるのは膝。痛みがあると歩くのも億劫になってしまいますね。立ち仕事も辛いし、歩くと膝自体が痛む場合や、神経痛や狭窄症で脚がだるくなることも。変形してしまった膝だと尚更苦痛になってしまいますね。
当院での患者さんで膝に痛みを感じて来院する人は約3割。ほぼ3分の1の方が膝に支障を抱えています。                 
最悪の場合、人工関節にしてしまえば、痛くなくなって歩けるから‥なんて考えている方は少ないと思いますが、安易な考えでの人工関節置換術は決してお勧めは出来ません。            
全く歩くことが困難で日常生活に支障が出てしまったならば、最後の手段としては仕方がないのですが、私が今まで診てきた患者さんで、人工関節にしてしまったことで、結果歩けなくなった方が多いのは事実です。               
ほとんどの方が「これで良かったのか?」と後悔しています。しかし、これは最終手段と考えれば仕方がありませんし、本来そこからの歩行訓練のリハビリをしっかりとしていけば、歩くことは可能なのですが、ほとんどの人は途中であきらめ、歩かないことを選択してしまうのです。            
高齢での手術であれば、これも仕方がないのかもしれません。痛みながらも、なんとか歩けるほうがいいのを選ぶのか、痛みが無くなったが歩かない…どちらを選択するのなんて酷な話ですね。               
やっぱり「痛みを軽減させながら、歩けること」が一番いいですね。                 
お医者さんに言わせれば「軟骨が擦り減ってしまえば再生しないから痛みはとれない」と断言しますが、果たしてそうでしようか? 
膝関節がかなりひどく変形してしまっているはずなのに、正座して座れる方もいます。 
レントゲンではかなり軟骨も減っていて変形が顕著なのに、歩くのに平気な人もいます。           
「不思議だね~」でいいのでしょうか?         
その答えは「山間部で暮らす高齢の方の膝」にあります。                 
山を歩き回って酷使しているから、膝はかなり変形しています。しかし、山道の昇り降り、ちゃんと斜面を歩けるし、しゃがんだりも出来てしまい、そして正座までも出来るのです。           
もちろん、長年の生活経験で強靭なカラダが出来上がっているということも言えるのですが、逆に言えばかなりカラダを酷使していることも事実。それなのに老化で骨が変形していても問題なく使いこなせているのです。 
これは何故かというと、実は筋肉です。          
日頃からしっかり脚を動かして筋肉を衰えさせないようにすることによって、様々な動きに対応できるのです。
ですからたとえ軟骨が擦り減ったとしても、関節を支えてくれる筋肉がしっかりしていれば、骨がぶつかり合って発生するような痛みは出ないのです。   また、不思議なことに酷使しているはずなのに軟骨はそれほど擦り減っていない高齢者が多いのも事実なんです。                  
これは、最近の医療研究によると過度の運動を続けることで軟骨の摩耗は急激に進むのですが、適度の運動を続けることは軟骨の生成を促すことになること、また、全く運動しないことで軟骨の破壊は急激に進むことも報告されています。
膝の悪い皆さん、すこし自信が持てたでしょうか?
不安を抱えて動かさないのは決して得策ではありません。    
まずは今の状態から変革をもたらすために、どのように運動して筋肉を動かせばよいか、指導を受けながら頑張ってみませんか?
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7月の健康ニュースレター

2019年07月03日 20時19分56秒 | 日記
毎月発行してます患者さん向けの優しい内容で分かり易い「健康になるための」月刊ニュースレターです。

平成22年(2010年)6月から発刊して今までに107号までになりました。

せっかくですので、毎月のものを掲載していきます。


今月のテーマ「朝食が健康のバロメーター」

いよいよと暑い夏がやってきました。   
これからは暑さ対策と冷え対策、両面の注意が必要になってきますね。梅雨時期は湿気も多く、天気が悪くなくても洗濯物が乾きにくくなっています。湿度が高いと体調もすぐれないことが多いですね。              
また、ここ最近は雨の降り方も極端で、亜熱帯気候のようなスコールみたいな雨だったり、その後はカラッと晴れてきたりと、なんだかカラダもついていけないような気候変動が激しいようになっています。              
「寒暖差」に体力も奪われ、ここ最近は夏の終わりに訪れるはずの「夏バテ」が、もうこの時期から出てきている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 いつも元気に過ごす為、しっかりとした体調管理、心掛けていきましょう。           
でも簡単に「体調管理」といっても、どうすればいいか?ですね。                     
まず、朝起きてから今日の調子がわかるひとつのポイント、それはその日の朝の朝食が美味しいかどうか、何が食べたいかによって体調の善し悪しが分かります。                
朝からしっかり食べたいと思う日はまず胃腸が元気だということ。お酒を飲んだ翌日は胃腸が弱っていますからあまり食べたくないのは当然ですし、寝ている時に布団を着ないでお腹が出ていたりすれば、胃腸が冷えてしまい、やはり食欲が低下してしまいます。    
「朝からお肉!!」なんて人は殆どいないでしょうが、これは元気な証拠です。             
でも、やっぱり野菜、炭水化物、ビタミンなどなどバランス良く摂取することが健康的な朝食のとり方ですね。                          
よく、早朝にウォーキングしてお腹をペコペコにしてから朝食を、という人もいますが、これは低血糖を招くことと、寝ている時に過多の水分喪失が起こったままでの運動ですので心臓に負担がかかり過ぎることが懸念され、決してお勧めできません。            
せめて、水分補給・エネルギー源となるものを摂取して動き始めることが望ましいですね。
では、起きてすぐに食べるのが良い?悪い? 
脳は寝ている間も活動してエネルギーを使っているので、起きてすぐに食べるのは栄養補給の意味でも問題ないことです。また、寝ている間に栄養分も吸収するように腸は動き続けています。ですので起きてすぐの食事でも、胃腸は適応して動いてくれますので問題はありません。
逆に朝から食べられない胃腸の状態は、体調不良の表れですので、しっかりと整えていく事が大切です。            
一日の始まりとして朝食を摂ることが健康のバロメーターになることを知れば、そこから体調管理に繋がることが実感できるでしょう。
では何を食べればよいか?
これは個々の好みや様々な事情がありますから、限定は致しません。パン食、ご飯、フルーツにヨーグルト、最近はやりのスムージーなどなど。出来れば温かい飲み物を付足すと健康アップが期待できます。味噌汁、スープ、コーヒー、ミルク、豆乳などが最適ですね。
美味しく食べて「今日も頑張ろう!」と充実した気持ちになれる朝食を。            
ここで、「普段から朝食は食べない」人が悪いという印象を与えるわけではありません。食べたくても食べられない方もありますから。           でも、朝食抜きは決して健康維持には最適ではないので、出来るだけ食べる習慣をお勧めします。
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