先月(6月)のニュースレターです。
好評でしたので追加にて。
「筋力で膝に自信を持つ」
爽やかな季節。外を歩くのに、とても心地よく日差しを浴びてそよ風に吹かれながら…という時期。紫外線対策、水分補給も忘れずに。 歩くことといえば、やはり気になるのは膝。痛みがあると歩くのも億劫になってしまいますね。立ち仕事も辛いし、歩くと膝自体が痛む場合や、神経痛や狭窄症で脚がだるくなることも。変形してしまった膝だと尚更苦痛になってしまいますね。
当院での患者さんで膝に痛みを感じて来院する人は約3割。ほぼ3分の1の方が膝に支障を抱えています。
最悪の場合、人工関節にしてしまえば、痛くなくなって歩けるから‥なんて考えている方は少ないと思いますが、安易な考えでの人工関節置換術は決してお勧めは出来ません。
全く歩くことが困難で日常生活に支障が出てしまったならば、最後の手段としては仕方がないのですが、私が今まで診てきた患者さんで、人工関節にしてしまったことで、結果歩けなくなった方が多いのは事実です。
ほとんどの方が「これで良かったのか?」と後悔しています。しかし、これは最終手段と考えれば仕方がありませんし、本来そこからの歩行訓練のリハビリをしっかりとしていけば、歩くことは可能なのですが、ほとんどの人は途中であきらめ、歩かないことを選択してしまうのです。
高齢での手術であれば、これも仕方がないのかもしれません。痛みながらも、なんとか歩けるほうがいいのを選ぶのか、痛みが無くなったが歩かない…どちらを選択するのなんて酷な話ですね。
やっぱり「痛みを軽減させながら、歩けること」が一番いいですね。
お医者さんに言わせれば「軟骨が擦り減ってしまえば再生しないから痛みはとれない」と断言しますが、果たしてそうでしようか?
膝関節がかなりひどく変形してしまっているはずなのに、正座して座れる方もいます。
レントゲンではかなり軟骨も減っていて変形が顕著なのに、歩くのに平気な人もいます。
「不思議だね~」でいいのでしょうか?
その答えは「山間部で暮らす高齢の方の膝」にあります。
山を歩き回って酷使しているから、膝はかなり変形しています。しかし、山道の昇り降り、ちゃんと斜面を歩けるし、しゃがんだりも出来てしまい、そして正座までも出来るのです。
もちろん、長年の生活経験で強靭なカラダが出来上がっているということも言えるのですが、逆に言えばかなりカラダを酷使していることも事実。それなのに老化で骨が変形していても問題なく使いこなせているのです。
これは何故かというと、実は筋肉です。
日頃からしっかり脚を動かして筋肉を衰えさせないようにすることによって、様々な動きに対応できるのです。
ですからたとえ軟骨が擦り減ったとしても、関節を支えてくれる筋肉がしっかりしていれば、骨がぶつかり合って発生するような痛みは出ないのです。 また、不思議なことに酷使しているはずなのに軟骨はそれほど擦り減っていない高齢者が多いのも事実なんです。
これは、最近の医療研究によると過度の運動を続けることで軟骨の摩耗は急激に進むのですが、適度の運動を続けることは軟骨の生成を促すことになること、また、全く運動しないことで軟骨の破壊は急激に進むことも報告されています。
膝の悪い皆さん、すこし自信が持てたでしょうか?
不安を抱えて動かさないのは決して得策ではありません。
まずは今の状態から変革をもたらすために、どのように運動して筋肉を動かせばよいか、指導を受けながら頑張ってみませんか?
好評でしたので追加にて。
「筋力で膝に自信を持つ」
爽やかな季節。外を歩くのに、とても心地よく日差しを浴びてそよ風に吹かれながら…という時期。紫外線対策、水分補給も忘れずに。 歩くことといえば、やはり気になるのは膝。痛みがあると歩くのも億劫になってしまいますね。立ち仕事も辛いし、歩くと膝自体が痛む場合や、神経痛や狭窄症で脚がだるくなることも。変形してしまった膝だと尚更苦痛になってしまいますね。
当院での患者さんで膝に痛みを感じて来院する人は約3割。ほぼ3分の1の方が膝に支障を抱えています。
最悪の場合、人工関節にしてしまえば、痛くなくなって歩けるから‥なんて考えている方は少ないと思いますが、安易な考えでの人工関節置換術は決してお勧めは出来ません。
全く歩くことが困難で日常生活に支障が出てしまったならば、最後の手段としては仕方がないのですが、私が今まで診てきた患者さんで、人工関節にしてしまったことで、結果歩けなくなった方が多いのは事実です。
ほとんどの方が「これで良かったのか?」と後悔しています。しかし、これは最終手段と考えれば仕方がありませんし、本来そこからの歩行訓練のリハビリをしっかりとしていけば、歩くことは可能なのですが、ほとんどの人は途中であきらめ、歩かないことを選択してしまうのです。
高齢での手術であれば、これも仕方がないのかもしれません。痛みながらも、なんとか歩けるほうがいいのを選ぶのか、痛みが無くなったが歩かない…どちらを選択するのなんて酷な話ですね。
やっぱり「痛みを軽減させながら、歩けること」が一番いいですね。
お医者さんに言わせれば「軟骨が擦り減ってしまえば再生しないから痛みはとれない」と断言しますが、果たしてそうでしようか?
膝関節がかなりひどく変形してしまっているはずなのに、正座して座れる方もいます。
レントゲンではかなり軟骨も減っていて変形が顕著なのに、歩くのに平気な人もいます。
「不思議だね~」でいいのでしょうか?
その答えは「山間部で暮らす高齢の方の膝」にあります。
山を歩き回って酷使しているから、膝はかなり変形しています。しかし、山道の昇り降り、ちゃんと斜面を歩けるし、しゃがんだりも出来てしまい、そして正座までも出来るのです。
もちろん、長年の生活経験で強靭なカラダが出来上がっているということも言えるのですが、逆に言えばかなりカラダを酷使していることも事実。それなのに老化で骨が変形していても問題なく使いこなせているのです。
これは何故かというと、実は筋肉です。
日頃からしっかり脚を動かして筋肉を衰えさせないようにすることによって、様々な動きに対応できるのです。
ですからたとえ軟骨が擦り減ったとしても、関節を支えてくれる筋肉がしっかりしていれば、骨がぶつかり合って発生するような痛みは出ないのです。 また、不思議なことに酷使しているはずなのに軟骨はそれほど擦り減っていない高齢者が多いのも事実なんです。
これは、最近の医療研究によると過度の運動を続けることで軟骨の摩耗は急激に進むのですが、適度の運動を続けることは軟骨の生成を促すことになること、また、全く運動しないことで軟骨の破壊は急激に進むことも報告されています。
膝の悪い皆さん、すこし自信が持てたでしょうか?
不安を抱えて動かさないのは決して得策ではありません。
まずは今の状態から変革をもたらすために、どのように運動して筋肉を動かせばよいか、指導を受けながら頑張ってみませんか?