便利なので、食材は近所のスーパーで全部揃える生活をずっと送ってきました。
しかし、ある果物屋さんとの出会いから、個人商店さんの良さを思い知り、足が遠のいていた市場や個人商店さんでお買い物をするようになりました。
長崎市のHPより
子供の頃は、近所に白糸市場や小島市場、油屋町市場があり、活気に満ちておりましたが、いつの間にか姿を消しました。
唯一、当時通っていた市場で残っているのが、上記のメルカ築町、昔の築町市場です。
長崎で一番の市場で、お正月の用意は築町市場で揃えるのが、我が家の習わしでした。
レトロな建物で、中は薄暗く、大きな水槽の中をウネウネと泳ぐウナギがおりました。
入り口には、煮豆屋さんがあり、美味しそうな匂いが立ち込めていました。
小さな野菜屋さんの、立体的に飾られた綺麗なディスプレイが印象的で、今も目に鮮やかに蘇ります。
建物の老朽化で建て替えられ、地下へ市場が移動してから、スーパーの進出もあるでしょうが、市民の足が遠のいてしまったように感じていました。
しかし、今また改めて、市場の良さを再確認しています。
うなぎは、この市場内にあるうなぎ屋さんがピカ一です。
ふっくら厚みがある、ジューシーなウナギさんです。
あと、魚屋さんや肉屋さん、漬け物屋さんに蒲鉾屋さん、果物屋さんに野菜屋さん。
市場周辺にも、カラスミ屋さんや鯨屋さんや乾物屋さんが並ぶ個人商店さんの街です。
お肉も、味が違う。お魚も、鮮度が、違います。
果物は、長年培った経験でのこだわりの仕入れで、スーパーのとは別格です。
気軽に買えるスーパーが良いと思っていましたが、専門の方が選び抜いた食材が並ぶ市場や個人商店さんの方が、最近はいいなと思うようになりました。
食材に力があるのです。
これからも、時代の波に負けずに個人商店さんに頑張って欲しいなと思います。
東京地区は、むしろオシャレで人気な所には商店街が残っていますが、うちのような都心から少し離れた郊外では、ただただ大型スーパーが増えるばかりで、商店街は姿を消してます。
高齢化社会には、ちょっと会話ができる商店街が必要になるんじゃないかと、私も常々思っています。
専門店では良いものが揃っているし、いろいろ教えてくれるし、良いところ満載なのにね、
若い頃は、会話をせずに自由に見れるスーパーが気楽だと思っていましたが、やはり全然品質が違う。
それぞれのお店にこだわりがある仕入れをされているので、おまかせでも美味しいのが食べられるからいいですね。
それにちょっとした会話でも、心が和みますね☺️🌿