お祝い返しに、千疋屋のジュースが届きました〜。
とてもとても美味しいジュースでした。
これを飲んだ時に、思い出した事がありました。
ちょっと、それにもお付き合いください。
独身の頃、新宿にある本社出張の際は、有休をとり、東京近辺をお散歩するのが好きでした。
中でも、横浜が大好きで、毎回訪れていました。
そして、こちらのホテルニューグランド横浜を見ながら、いつか泊まってみたいなと憧れていました。
公式HPより
新婚旅行の一泊目に選び、夢は叶いました。
ところがです。
甘い夢は、打ち砕かれました〜🥺
30年程前は、乗り物にしても、宿泊にしても、自分で予約するのではなく、旅行社に行き、希望を伝え、手配して頂くというのが、一般的でした。
まさか、あんな部屋が予約されているとは。😫
ワクワクしながら、こちらのホテルに到着し、階段を上り二階のフロントに到着し、チェックインしました。
右手には、クラシックなエレベーターが待ち構えています。
わあ〜い。と期待に胸が高まります。
しかし、しかし、です。
何故だか、左手へ案内されます。
何故なぜ、こっちなの〜???
と思いつつ、ついて行きます。
そちらは、お土産物が販売されているスペースです。
横を通り過ぎて、薄暗く狭い廊下をベルボーイが進んで行きます。
止まりました。
エレベーターの前です。
これは、さっきの優美なエレベーターと異なり荷物運搬用のではと感じる、素っ気ない乗り物でした。
それに乗せられ、お部屋に到着しました。
ドアを開けると、ガラーン。😱😱😱
小さな窓から、中庭に寂しそうに立つ、枯れかかった木が見えました。
室内も、ベットが二つに、腰高くらいの小さな冷蔵庫の上にポットとガラスコップが二つ乗っているだけでした。
あとは、何にも無かった😭😭😭
一応、結婚式を挙げて、新婚旅行の一泊目。
夢がガラガラと崩れ落ちて行きました。
素っ気ない漆喰壁には、ヒビが入っていました。
悲しい。こんな部屋があったなんてーーー。
お付きの運転手や使用人が泊まる部屋のような気がしました。
部屋を変更してもらうという私に対し、面倒くさがり屋の主人は、そのままでいいと。。。
今でも、ありありと当時の光景を思い出します。
後に続く、暗い、貧乏な結婚生活を暗示しているかのようでした。。。
悲しい思いの中、一夜を過ごし、朝食の時間になりました。
朝食は、分け隔てなく、どの部屋に宿泊しても同じみたいでした。
天井には、華やかな漆喰彫刻があり、金で色付けされていました。
テーブルも円卓に真っ白いクロスがかかり、テーブルセッティングも見事なものでした。
もちろんサービスも。
一品、一品、丁寧に提供されます。
朝食の美味しさはピカ一でした。
中でも、オレンジのフレッシュジュースの味に感動しました。
また、あのジュースの味に会いたいと思いながら、出会う事が出来ませんでした。
それを、この千疋屋さんのジュースは、思い出させてくれました。
美味しいものは、後味がさっぱりとしていると思います。
これも、とてもとても美味しいジュースでした。
選んで贈って下さった方、ありがとうございました。
また、思い出話しに付き合って下さった皆様ありがとう。
リベンジに行かなきゃと思いつつ、時は流れています。