<もうそろそろほとぼりが冷めたのでしょうか 1か月が経ちました「いいとも」の話をしてみようかスペシャル~>
中居 「どぉもこんばんは、中居です。 『さて少し前、アニメ・映画のキャンペーンで巨大ロボットが吉祥寺の街中に現れました。8mロボット・・・ お台場には等身大のガンダム 18mもあります。 中居君は巨大ロボットになりたいと思ったことはありますか?』 って、なんだこれ?」(スタッフの「乗りたいと思ったことは」と訂正する声)
「全然、ないな これ。 全然ないねぇ~・・」
「 『悪の組織と闘うなら、ロボットのパイロットになるのと ロボコップみたいに全身機械のロボットになるのとどっちがいい?』・・・ん・・俺、それ見てる方がいいな、それを。」
「あの・・あれ・・なんつったっけ?・・あの・・水陸両用のさ、飛行機だけどね・・(スタッフの声に)うん、なんつったっけ? ゆー・・ユーなんとかかんとか・・ 自衛隊のなんだっけな・・ワイドナショーで見たんだよな・・・あれは乗ってみたいなと思うな・・うん・・」
「なんか凄いんだって 海水が入ると全部さびちゃうんだけども、海水が入らないように作られて・・ それは凄い・・日本にしか無いんだけども、今 世界から注文がすごく殺到してる・・みたいな。 日本の技術ってやっぱりスゴイな・・と・・ イエスウィアー。」
曲: Yes we are 
~CM明け~
中居 「 「いいとも」が終わった直後にそれこそねっ、ナインティナインとかべーさんとか、爆笑問題とか、みんなラジオで話したんだって? ねっ。」
「じゃ、なんで中居は話さないのか?ってことだよね。」
「あのぉ~・・ なんだろ・・タレントだから、あの・・そのホットな情報とか、ホットなニュースっていうのは、持ってるのはお届けするのが・・鮮度のあるうちにね。・・(スンッ)・・なんでだろね・・。」
「なんだろ・・・天邪鬼なのかな・・ あの・・渦中にいるのがイヤだっていう(笑) だって、注目されるのが仕事なのにね。 なんで注目を・・そこ避けようとしてるんだろ。・・そもそも「そこ」だよね? なんで俺は、そこ避けようとしてるのかよく分かんないんだよね。」
「・・・・話しますかぁ~・・・「いいとも」の話・・・」
「もう、でもだいぶ ほとぼり冷めてますもんね?・・・」
「終了が発表になったのは、去年の10月の22日。火曜日でした。 (ペンを走らせる音)・・火曜日だね。 ・・・火曜日・・の発表だったんですが・・・ え~・・・・タモさん(の)楽屋に、呼ばれて、・・・そわそわ、そわそわですよ。もぉ よく分かんないですからぁ・・」
「・・で、「ちょっといいか?」って 「全然いいですよ」つって。 ベーさんも居て。 そしたら、なんか・・(笑) あの・・鶴瓶さんは・・」
「(師匠のマネで) 「それやったら、あれやな~・・エンディング、タモさんのスピーチは10分やな。」って。 いやいや・・(笑)・・・」
中居 「これは10分もいらな・・」
鶴瓶 「じゃ、5分や!5分喋ってもらおうか?」
中居 「いやいや、5分も大事ですけど・・もう・・1分でいいんじゃないですか?報告だけなので・・なんかダラダラするよりも、スパっと行った方が。それもタモさん次第ですけども。」
「・・つったら、タモさん(が)1分で・・と」
鶴瓶 「1分でええのんか?」
中居 「もう、1分・・あるいはもう2分ぐらいがあれじゃないですか? 僕なんかやいのやいの言ってますけども・・・」
と、話し合い「じゃあエンディングで」・・・と言っていたのに
「(ラスト)鶴瓶さんが入って来て、気分よくなっちゃって・・俺とべーさんでタモさん挟むはずだったけども、ベーさんがエンディングでワァーって来た時にお客さんが「きゃあー」ってなっちゃって、気持ちよくなっちゃって、俺とタモさんの間に入っちゃったの、あの人。」
「 で、俺 何回もこう引っ張って・・タモさん真ん中・・タモさん真ん中・・って思っても、もぅ・・気分が良くなっちゃったのあの人。 何、気分良くなってんだよこの人!と思って。」
「(鶴瓶さんをマネして)「なんや~・・ウワサなんやけども、「いいとも」終わるってホンマ?」って・・いうね。 あの芝居がもぉヘタだったな~・・」
「それが後々、僕だとか、タモさんだとか、ベツキーだとか、え~・・・憲武さんとか(笑)あの場面の・・(笑)ベーさんの芝居がヘタ過ぎる、っていうのが延々ながー・・・」
「・・それで、僕も・・ そうねえ、えー・・・」
「火曜日に、発表した時とか・・ 家でひとりでやっぱ涙出てくるんだよね・・」
「普通に寝てても・・ あんまりにも色んなこと考え過ぎて ホントに終わんのか?とか。 何があったのかな? とか。・・・うん。」
「普通に寝てて・・・普通に寝れないな、と思って。 色んな事思い出して、涙出てくんのよ。 俺、一人でなんでこんな・・・ よく言うじゃないですか、“枕をびしょ濡れにして云々”とか言う・・ あ、これ・・これだぁ~・・とか(笑)フハハ・・」
「枕って濡れるんだなぁ~・・みたいな」(by中居君)
「えー・・22日火曜日発表した後・・木曜日かな?・・改めて、タモさんと僕と鶴瓶さん3人でご飯食べたのかな。 で、3人でなんか・・ま、タモさんの思いじゃないけども、「タモさん、辛かったよね」みたいな。 (タモさんは)「いや~、辛くはないんだよ俺なんか、全然だよ」なんつってて。」
「で、3人で・・2時間ぐらいかな? 昼、「いいとも」終わってから、3人だけで中華屋さんでご飯食べて。 ・・色々話しましてね。 ・・うん・・」

「でも、あと半年ある・・つって・・ 最後の「特大号」も終わり・・・年末の・・で、最後の「特大号」もなんかあれでしたねぇ~・・・「特大号」はもう、最後まで・・最後の大っきい打ち上げ・・「特大号」はあげようと思ったけど、それこそ朝7時ぐらいになって・・(息を大きく吸い込んで)言ってたんですよ、ホント 俺と香取と草なぎで。」
「これはかえ・・あの~・・帰るわけいかないな、って。」
「でも、次の日は9時からだったんですよ。 ビス・・トロが一本あって、あと・・恋愛これアリナシ?っていうコーナー・・初めてのやつがあって、それ俺が仕切りだったんですよ。 その後に「ワイドナショー」が入ったんですよ。」
「・・・あっ・・でも、これ・・でも最後まで・・ って、6時になって・・「いや、これは帰るわけいかない!」って、7時になって・・香取くんに、「オマエ、明日大丈夫なのか?コノヤロー!」つって(笑)」
「・・ちょっと八つ当たりですよね。」
「 「大丈夫じゃねーだろ?」って。 「お先に失礼します。」って先に帰ったのかな。 もう、7時がギブだったな。 で、帰ってシャワー浴びて・・・ねっ?髪、結局取れずに行ったのかな・・ ま、寝ないでもいいや、と思ったんだけど、シャワー浴びないとスッキリしないなと思って。 でもそれが限界だったのかなぁ。」
「ま、次の日ボロボロですけどね。 ・・地獄でしたよ。 ・・もうずーっと 頭ぐるんぐるん ぐるんぐるん回りながら。」(by中居君)
「・・それからの3月の31日まではァ~・・・ アッという間でしたねぇー・・・・・」
「ものすごく速かったですねぇ・・・・。」
「・・で、「いいとも」・・・ あのねぇ・・・・ これ、後から聞いたんですけど、僕と香取くんと草なぎくんで、「いいとも」の30周年の時に、タモさんに腕時計をプレゼントしたんですよ。 3人で何かあげない?つって。 俺が個人で1人でもいいけども、やっぱり3人・・で、あげた方がいっかな~・・と思うんだけどどう? つったら、どっちも2人とも「いいよ」 「いいよ」つって。」
「何が好きかな?って。 草なぎくんがやっぱ(タモさんと)仲がいいから。 じゃ、時計があるね・・つって。 時計こんなんがある、あんなんがあるけど・・って。」
「で、その裏に あのね・・僕と、香取くんと草なぎくんのイニシャルを入れて、タモさん・・の名前と入った・・ プレゼントしたものを「いいとも」中、ちょこちょこやってくれたりしてたんですけどぉ・・」
「そしたら、最後の・・・グランドフィナーレの時に・・ その時計をしていてくれて・・・・」
「・・・・・・あの~・・・・ 香取はァ・・「チラッと見えたけども分かんなかったなー」って、その当日。 で、草なぎは「たぶん、そうだな~」って。 袖からチラチラ チラチラ・・「見せて」なんて言えないから・・・。ねっ?」
「で、タモさんから聞いたら・・ 「もう、グランドフィナーレはこの時計をしよう、って俺決めてたんだ」 つって。」
「・・・(囁くような声で)ぉぃ・・タモさん・・・」

「・・「や、毎日毎日あるけども、「グランドフィナーレ」の時計は もう前々からこれ決めてたんだよな~」・・って、それも後々から聞いたんですけど。 「3人からもらった時計を俺は絶対してやろう、っていうのは俺の中では決まってたんだよな~・・」 つって。」
「・・・(囁くような声で)・・ああそう・・タモさん・・・!って」

「それはやっぱり、すごく嬉しかったですよねぇ~・・・」
「で、スピーチですよね。 ま、ま、色んな ねっ?あの~・・・とんねるずだ、ダウンタウンだ、ウッチャンナンチャンだ、爆笑問題だ~・・とか、ナインティナインだ~・・って、ワァーってなって。 面白かったですよ。 やっぱりスピーチって、う~ん・・・・ああいうのって、あのぉ・・タレントさんいっぱい居るし、タモさん居るし、で・・間違えなく注目度があるっていうのは分かってるんですけどぉ・・・」
「あのー・・・・ まっったく緊張しないんですよ。 ・・面白いことに。」
「僕よく言う・・話すと思うんですけど・・スピーチってやっぱり・・じゃ、結婚式のスピーチ・・・って、みんな緊張するって話をするじゃないですか。 なんで緊張するんだ・・つったら、それは評価のために話そうと思ったら、緊張すると思うワ、と。 うん。 「お前のスピーチ良かったな~・・ いい話したな~」とか、「良かったな~」っていう思いでやってたら、それは緊張する、と。」
「ホントに、その友だちのとこの旦那さん、奥さんが・・その結婚する友達が「本当におめでとう」っていう想いがあれば、それだけを伝えればいいことだから、緊張なんがすること無いよ・・って。 だから俺、結婚式のスピーチは全然緊張しないよ。 ホントにおめでとう っていう想いがあるから。」
「ただ!あんまり「おめでとう」思ってない人の結婚式に行くと緊張する、と。 “SMAPの中居君”として行ってて、「中居君ってやっぱりいいこと言ったね!」っていうのが、チョット下心があるから、 「おめでとう」の思いよりも、「評価」の方が先だったりすると、やっぱり俺でも緊張する・・と。」
「だから、あんまり「おめでとう」って思ってない友達の結婚式には俺は出ない!と(笑)ハハハ・・カカカ まあ、それはちょっと・・あの 別の話ですけど・・」
「面白いことに、やっぱ自分の順番が来る・・・ あんなんだったら・・・ヤバイ!何話そう!とかあるじゃないですか? ・・・ 面白いほどに・・・まっったく、緊張ゼロでしたねえ~・・・」
「これ、他の人たちもそうかもしれない。 どー言うか分かんないですけども・・・ 一応、自分の中では何日も前から『スピーチ』って聞いてたので・・・」
「ま、何パターンかは決めとこっかな~・・って考えてはいたんですけど。 ・・・でも、その時に自分が思ってることを話せばいっかな~・・・って。」
「もう、タモさんへの感謝の思いだけを話せればいいな~・・・と思いながら・・ねえ?・・あの最後はちょっと あのぉ・・・ ベーさんの・・べーさんへのあれは・・あれは、全く持って、用意したもんなんですけど・・・ ま、あれを話さないか、話すかは前の流れにあれした方がいいかな、って・・・(笑)」
「芸人さんが意外とお笑いの方に行ってたんで・・僕も欲張ってちょっとオモシロイことが欲しくなっちゃって・・・ あれを最後に行こうかな・・あんまり しんみりしたくないな・・・」
「まあ、べーさんのスピーチも良かったですよねぇ~・・・ うん・・」
「やっぱり『お笑い界の港』だと。 うん、この港が無いと・・うん・・みんな路頭に迷う、と。 やっぱ、おじさんってイイこと言うよね! ・・うん。 ま、あの人も多分、評価のために話そうなんて全く無いだろうから、だからいいんでしょうね。」
「あそこでやっぱり、いいこと言おうとか、自分のその・・スピーチしている自分によ・・・酔ってたりすると、すぐ!分かりますから。 べーさん、ホントいいこと言って・・・ね? あんなワァ~とかしてるけど。 やっぱ、“おじさん”いい事言うな!っていうね。 もう時間かな? ココカラ。」
曲:ココカラ 
~エンディング~
中居 「ほとんどカンパケみたいな感じ これ・・。ねっ? 来週 じゃその続き話そうか・・・ でも、もう言われないか? もう言われないか・・。 (笑)ごきげんよう、さようなら~・・」
おまけハガキ 「春ですねえ。衣替えはしましたか?」
中居 「していません! また来週ぅ~」
“タレントだから” ホットな情報を・・・なんて使命感、ホントにどうでもよかったよ
でも
話してくれて ありがとう

あの日。10月22日・・・
いつものように中居君がアルタに入るのを待っていたみんなが、「いつもと違う」ことを目撃していたこと。
タモリさんも、中居君いつももより早く入ったこと。
中居君がめずらしく、脱帽だったこと。
いつもとは違う 厳しい表情 鋭い目つきで足早に入って行ったこと。
32年間、毎週、毎週アルタから放送されていた「いいとも」。そのうち、20年間続けてきた中居君の「入り」にもいつの間にか、ルーティンのようなものが出来ていたから・・・
その「異変」にみんなの心はざわついたことでしょう・・・
後から、その様子を何人かの方から教えてもらいました。
いつもとは違うその表情・・・切ないけど、「私服本」の10月22日にも映っていて・・何を思っていたのだろう・・・と・・
きっと、アルタに入る前から知らされていたんだろうな・・と。
年末年始の楽しい特番や、多忙な日々、明るくお仕事をしているスマシプは眠れない日もあったんだろうな・・。

タモリさん、時計・・・をつけて下さったのですね。 
