センムのブログ

日常の事柄、仕事から趣味まで風の吹くまま気の向くまま書いてみたいと思います。

経験と能力

2010-10-07 | 日記
将棋について次のような事を読んだことがあります。
その人の能力だけで将棋を勝てるのは、二十歳そこそこまで。そこから先は能力は衰える一方なのだそうだ。
将棋の名人位になるのはその二十歳そこそこから何年も経った人ばかり。いったいどうやって勝っているのかというと、過去の対戦の記録「棋譜」をたくさん頭に叩き込み、その先方や定石を駆使しながら戦うのだそうだ。

「月下の棋士」という作品があり読んでいましたが、彼らの能力と、そして経験から勝利を導き出す指し手というのはすさまじいものです。漫画ゆえ多少の演出があるとは思いますが、プロ棋士の監修ですので、ほぼ事実なのでしょう。最初の一手を指した時点で○○手目に投了(負けを認めること)するでしょう。いや、その一手先にそちらが投了……と、ヘボ将棋指しの私からしたら異次元の世界が展開しております。
彼らは実際に駒を動かさなくても、対戦ができるそうで…もうなんとも……。

プロ棋士の世界はともかく、私たちは能力と経験をいつも使いながら、ことに当たらなければならないものです。経験に頼りきっては新しいことは見えてきませんが、経験をおろそかにすると痛い目にあいます。能力には限度がありますが、常に磨いていかないと、その力は衰える一方です。


その歳に恥じない能力と経験を身につけ、またそれを使える術を磨かねばいけません。

今日はちょっと堅い話になりました。時々こんなこともよろしいかと。




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