富岡町の震災日記 「桜里園(オリオン)」

福島県富岡町は原発事故により町民は避難中。一部地域は解除、故郷に戻る町民も。桜の町の復興が叶うまでの日々をお伝えします。

あのとき住民は…2011年3月11日大津波

2013-03-13 11:34:24 | 東日本大震災・津波・原発事故
富岡第二中学校体育館の他に町内には沢山の避難所がありました。
学びの森、リフレ富岡、富岡第二小学校、富岡高校、集会所などなど
携帯電話が不通、災害対策本部との連絡は車で移動するしかありません。
避難者の要望を伝える為に災害対策本部のある学びの森に行った時、
初めて沿岸部に津波が来たことを知りました。
防災無線で津波警報は流れていたそうですが、私は聞いていません。
富岡駅の駅長さんが学びの森に制服姿でいらっしゃって、
駅長さんからその様子を聞いたのです。
富岡駅のホームに立つと潮の香りがしてくるほど海から近い場所です。
当時、乗降客が14~5人いて駅と海の間に家があるのですが、
その家の向こうに高い壁のような津波が見えた為、
乗降客を西側の坂道方面に誘導し、走ったそうです。
乗客は無事でしたが、たった今までいた駅舎は流されて
あとかたも無くなってしまいました。
また、この津波により25名の方がお亡くなりになり
いまだに1名は行方不明のままです。


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