周平の『コトノハノハコ』

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#131 『砂時計』

2013年07月10日 | 作詞作品集
街を赤らめてた日は落ちて
家路急ぐ 酉の刻
空の色に溶け込んだ
烏(からす)が飛んでゆく

今日は良い日だったねと
思いながら眠れる夜
僕らが生きてく中で
何度 あるのだろう

無限じゃない この命に
僕らは皆 焦らされて

こぼれた時間は
もう取り戻せない
逆さにできない砂時計
喜び 悲しみ 全てを受け入れて
明日の日の出を待つしかない


空に月は凛と輝いて
僕らの事 照らすけれど
明日 進むべき道は
照らしてはくれないから

答えの無い 永久の問いに
僕らは皆 踊らされて

いつかは終わりが
やって来る命は
細くて短い砂時計
行き先 迷えば
僕らを照らしてる
月さえ霞んでしまう 朧げに


こぼれた時間は
もう取り戻せない
逆さにできない砂時計
喜び 悲しみ 全てを受け入れて
明日へ行くしかない

いつかは終わりが
やって来る命は
細くて短い砂時計
行き先 迷えば
あっという間に砂は
掌からこぼれてく