周平の『コトノハノハコ』

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#46 『雨の続く季節』

2010年09月29日 | 作詞作品集
(2006年5月19日アップ)

去年 秋の夕立ち
傘を 右手にさして
あなた 迎えにきてくれた
そうよ もう過去の事

冬は 雪の降る道
だけど あたたかかった
片手 あなたのポケットで
それも もう過去の事

私とあなたの間を
春風が突然横切り
気まぐれな あなたの心を
どこかへ 遠くへ 連れ去った

そして今 訪れる 
雨の続く季節が
私の沈む気持ち
流れる涙を ごまかすの
もしもあの頃みたく
あなたが傘をさして
迎えにきてくれたら
今すぐ夏に変わる気がする


あなた 新しい花
見つけ 横に飾って
きっと 私たちの想い出
過去に 置き去りにして

私 さよなら以来
前に 進めてなくて
窓にあたる雨音だけ
今は 部屋に流れて

あなたと出会えた「奇跡」は
「単なる偶然」だったけど
胸にまだ 居座るあなたを
外へと出せない もどかしさ

もう二度と叫べない
あなたへの この想い
大きな雲となって
どしゃぶりの雨を降らすだろう
「雨は虹に変わるの」
キレイにまとめようと
すればするほど 余計
心は虚しくなるだけなの


もう二度と叫べない
あなたへの この想い
大きな雲となって
どしゃぶりの雨を降らすだろう

いつまでも 終わらない
雨の続く季節は
これからもある出逢い
それすら遠ざけてく気がする
もしもあの頃みたく
誰かが傘をさして
迎えにきてくれたら
今すぐ夏に変わる気がする


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