島根の地酒居酒屋 『朔屋(さくや)』の楽屋裏。

島根の松江にある居酒屋店主が、日本酒にまつわるお話を、面白おかしく、てきとうに書き綴ってまいります♪

掛け米

2009年02月19日 | Weblog
先日までの工程が、麹米での工程でした。

麹米が出来上がると、それを仕込み水の入ったタンクに入れて『水麹』という状態を作ります。

その状態に今度は、米洗いをして一晩置いておいた『掛け米』というものを入れます。
『掛け米』は、もちろん蒸してからの投入ですが、熱々のまま蒸し米を入れちゃうと、『水麹』も熱々になっちゃうので、『放冷機』なる大型の機械でかなり冷やします。






※この仕込みの掛け米は、添え仕込みの画像です

そうして出来上がるのが、まずは『酒母』という状態です。

そのあと、同じような工程(蒸したお米を麹にしたり、掛け米を放冷してタンクに入れたり)を経て『添』『仲』『留』という仕込みをします。

そうして出来上がるのが『もろみ』という、お酒のちょっと前の段階です。
ここまでで約二週間(お酒や蔵によってもまちまち)かかり、この後もろみの段階で、20~30日間、もしくはそれ以上タンクで醗酵を続けます。

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