1979年公開。
第52回アカデミー賞で作品賞/監督賞/脚色賞/主演男優賞/助演女優賞を受賞。
仕事熱心で家庭を顧みなかった夫が、妻のストレスや不安に気づかず、ある日突然離婚を言い渡される。
息子との二人暮らしとなり生活が一変。
今まで全く関わっていなかった家庭での仕事、子育てにとまどいながらも息子との絆を深めていくテッド。
夫婦の心理が激しく動く裁判シーンから、ラストシーンまで見所満載のオスカー作品。
遅まきながら名作を鑑賞いたしました。
「クレイマー、クレイマー」って「Kramer vs. Kramer」つまり「原告クレイマー対被告クレイマー裁判」って意味だったんですね。
私の中ではなんと言っても、、、、
メリル・ストリープのファーストシーンに息をのむほど引き込まれました。
顔のアップで、しばらく無言のカット。
息子の言葉に、思わずふわーっと悲しみの表情が顔をかすめる様子。
そんな1分足らずの何も説明のないカットの中で、表情だけで、
これから起こるであろう、「人生の一大決心」を感じさせるような、
どこか切なくて切羽詰まった空気がびしびしと伝わってきました。
役者の表現とはこういうことなんだ−!!!と改めて実感させてもらいました。
あとは、、、フレンチトーストを焼くシーンが印象的で素敵でした☆
映画見てからしばらく、2日に1回はフレンチトーストを焼いて食べてますw
多くを語らないラストカットも、余韻が心地よく残ってとても好きでした。
さすがオスカー作品!
圧巻でした。