いわずと知れた、メリル・ストリープの今年度オスカー受賞話題作。
イギリス初めての女性首相「マーガレット・サッチャー」の追憶とともに綴られる彼女の信念と孤独のストーリー。
まずはメリル・ストリープの渾身の役作りに感服しました。
最近まで現役で見ている人の記憶にも新しいあのサッチャー首相をやる、
さらにイギリス英語で臨むというのは大変なプレッシャーだったと思いましたが、
年齢やそのときの精神状態によって、歩き方、しゃべり方、声のトーン、たたずまいに至るまで徹底していて、
サッチャーの成長を全く疑うことなく見れるところはさすが!
また、劇中の台詞、、
「最近は、感じることばっかり。大切なことは何を感じるかじゃなく、何を思うか、よ」
にずずーんと胸を打たれました。
感じることは大切にしてきたけど、何を思うか、つまり、次に行動に起こす為の「意思」を持つということって、
二の次にしていたな~って。
「何を思うか」「自分はどうしたいのか」。
これがないと、自分の人生を自分らしく生きられないですよね。
サッチャー女史の言葉で身がしゃきっとした思いでした。