2012年公開。
ジョージ・クルーニー主演。
アカデミー賞脚色賞受賞。
ハワイを舞台に、予想外の出来事をきっかけに人生を見つめ直すことになる男と、その家族の物語。
ストーリーの要約だけだと、とても平凡なストーリーのはずなのに、、、
見終わった後、体中が温かく満たされているような非常に高い満足感!
映画を見た後にこんなに幸せな気分に満たされるのは初めてかも知れません。
テーマは「家族の再生」。
突然の事故で脳死状態になった妻の真実。
ずっと育児に関わらず、どう接して良いかももうわからない2人の娘。
不測の事態に、内面で大きく翻弄されている主人公をジョージ・クルーニーが静かに熱く好演。
少しずつ親子がほぐれていき、ラストには心の中で拍手をしたくなるようなストーリー。
そこにいくまでの心のプロセスがとても丁寧に描かれ、じわじわとノックアウトされました!
とても悲しい現実、辛い裏切りなどの要素があるストーリーを、
温かいハワイの光と風、穏やかで優しいハワイアンソングが包みこんでいる演出も素敵でした。
人間の愛おしさから発生するコメディ要素もスマートにちりばめられていて、
特にジョージ・クルーニーが変な走り方で全力疾走するシーンは最高
日常は十分にドラマティックであることを教えてもらった映画。
映画館を出てもずっとじわじわ体が温かかった~すごかった~。
また新たな幸せをいただいた映画なのでした