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2014年、9/6より公開中。
ヒーローや怪獣のスーツ、着ぐるみを着用し演技をするスーツアクター。
その道25年のベテランスーツアクターの夢と生き様を描いたヒューマンドラマ。
タフな魂を描いたドラマだと感じました。
夢をあきらめない。
20代が言うならとてもフレッシュで応援したくなる言葉。
ただ、夢を追い続けているベテランになると、手のひら返すように痛く聴こえるのが世の切なさ。
その世知辛さに、抗い、傷つきながらも、なおもその道を進み続ける気持ちはそんじょそこらのタフさとは比べものにならない。
だって好きでやってるんだから。
自分に浴びせられる厳しい現実は、
どこにも言い訳ができない。
自分の生き様をまるごと受け入れ、前に進むしかないストイックさは、時に周りの人間を傷つけてしまうこともある。
だけどきっと、想いは届く。
どれだけの覚悟を持って、この仕事を、この人生を歩いているかということを。
クライマックスのシーン、人が本当に心を動かす瞬間がとてもとても美しく描かれていました。
お前はそうやって生きているか。
タフな魂にドキりとし、同時に励まされる、まさに丹田が熱くなる作品でした。