様々な花に出会う季節。
心がウキウキしますね。
もうすぐ梅酒の季節もやってきます。
我が家では、3年ものと4年もののブランデー梅酒が熟成中。
今年は日本酒の梅酒作りにチャレンジしようと思います。
あぁ、楽しみっ。
東京、横浜でも桜の開花が発表されましたね。
とはいえ桜はまだまだ一分咲。
道沿いの桜の幹には今にも咲きそうな可愛いつぼみたちが。
満開の桜も好きですが、実は開花前の希望に満ちた初々しい感じも好きなんです。
応援したくなっちゃう。
さて、、、こちらは、
ボケ、というお花です。
梅でも桜でもなく木瓜と書いてボケと読む、バラ科の植物。
この季節、この花を見るたびに、祖父を思い出します。
庭の手入れが趣味だった祖父。
花が咲く度に、私に
この花知ってる?ボケって言うんだよ。
といって優しい眼差しで花を見つめていました。
なぜそんなに好きなんだろう?
幼い私には全く分からず、へえ~くらいしか返事出来ませんでした。
晩年、祖父は認知症になり、祖母は冗談交じりにボケを指差して、
この花はおじいちゃんの花だよ~と言っていたのを今でも思い出します。
私は進行していく祖父の症状を理解できず、いつの間にか距離を置くようになり、
会ってもあまり話をしなくなっていました。
今日、たまたま道沿いに見つけた満開のボケ。
梅でも桜でもなく、ボケが大好きだった祖父。
まだまだ小さな枝を、膝をついて慈しむように見つめていた姿が印象的でした。
なぜ好きだったんだろう。
花にカメラを向けながら、改めてふと思いました。
ゆっくり話を聴きたかったな。