佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「楽しいだけが恋じゃない」

2018-04-05 17:33:17 | 日記
一旦、別れてまた合流する川の
ように、彼女の中から懐かしさ
が溢れ出す。それは長く忘れて
いた感覚で、出会いの頃の息苦
しいほどのときめきを伴って
いる。

帰って来たのは私の方だと彼女
は気付く。男に初めて会った、
あの日の自分に。

肩の力がふっと抜けた。喜びが
体の筋々に伝わって、ゆっくり
筋肉を弛緩させてゆく。

涙に濡れた顔が和む。舌が甘や
かな言葉を紡ぎだす。

―――そうだわ、明日、残り
の折りヅルをみんな燃やして
しまおう。もう、私には必要
がないだもの。

だって、私の中に灯が点った
のだから―――

夜明けの鏡はガスの災を優しく
映している。涙に曇った彼女の
目には、白いセーターの胸の
真ん中あたりが、ぽおっと
緋色に染まって見えた。

“楽しいだけが恋じゃない、
歓びだけでもない、楽しい
分だけ苦しみや危険がとも
なう、

それが当たり前。生きた形態が、
塑像(そぞう)として見えるた
めには、深い影を必要とするの
と同様に、

困難や危険や涙がともなうから、
恋がきらびやかでもあるわけだ”。


YouTube
Melodies of Love / Joe Sample (sample this)

https://www.youtube.com/watch?v=D-KVxJ37dUc






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「アイの空・・・」

2018-04-05 17:05:40 | 日記
つばさのない鳥がとぶには
愛の空が
必要だった

二人は
しあわせすぎて
こわかった

ときどきおたがいに
しっかりつかまっていないと
不安になった


YouTube
柴田淳 青春の影

https://www.youtube.com/watch?v=4YImhcFMV94




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「埠頭を渡る風」

2018-04-05 12:50:48 | 日記
夕暮れミナトの潮風が
胸元を通っていく
好きだと言っても言われても

飛んでいきそうな人だった
意地をはったら それっきり
終わりそうでこわかった

後ろ姿みつめて歩いた
丘の上に白いチャベル

心に響いてもう決して
だまされないのと誓ったの

ああ、あなたのことばかり


YouTube
★埠頭を渡る風 (^_-)-☆ ユーミン 首都高疾走バージョン

https://www.youtube.com/watch?v=eGPShwJx9HI




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「素晴らしい一日にする方法」

2018-04-05 12:27:50 | 日記
毎日をステキに過ごすコツは
とてもかんたん。毎朝

「今日は素敵な1日になる」

とイメージするだけでOK。


反対に、毎日憂鬱に過ごす
コツは、毎朝、
「今日もつまらない、イヤな
ことしか起こらない」と

決めつけること。

どちらを選ぶかはあなた次第!


もしも日曜日で、大好きなカレと
初デートが待っているとしたら、
布団からとび起きますよね。

素敵な朝を迎えるためのポイ
ントは、ここにあるんじゃない
かな。

「先のことなんか誰にもわから
ない。わからないなら楽しい
こと、

素敵なことを考えていたほうが
絶対得!」


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「ガーネット」

2018-04-05 11:56:22 | 日記
もしも
思い出をかためて
一つの石にすることが出来る
ならば

あの日
二人で眺めた夕焼けの色を
石にしてしまいたい

彼女は手紙に書きました


その返事に
恋人が送ってよこしたのは
ガーネットの指輪でした


あかい小さなガーネットの
指輪を見つめていると
二人はいつでも
婚約した日のことを思い出す
のです

YouTube
Bill Evans Trio - Waltz For Debby (1961) (Full Album)

https://www.youtube.com/watch?v=rZamc4QIpfY




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若葉 真夜中の雨音―tre―

2018-04-05 11:21:05 | 日記

嫌いになって、別れたわけじゃ
ないんだ。ふたりの見つめる先
にある「理想」が、いつの間に
か大きく、食い違ってしまって
いたんだね。彼女は安定を求め、
俺は飛躍を求めた。

お互いに、相手の変化を受け入れ
られなかったんだと思う。
そんなあのひとの言葉が、今は
まったく違った意味を持って、
迫ってくる。

「嫌いになって別れたわけじゃ
ない」。その言葉がわたしに、
尖ったナイフの切っ先を突きつ
けてくる。

「運命の出会いが」が、昔の彼
女との再会だったとしたら・・・・。

嫉妬、猜疑の心、不信感、自己嫌悪。
打ち消しても打ち消しても、膨らん
でいくばかりの「どろんこいかだ」。
醜い灰色の塊を、わたしは身のうち
に抱え込んでいた。

この「どろんこいかだ」を浮き上が
らせ、澄みきった心を取り戻すため
には、どうしてもあのひとの声が、
必要だと思った。

ぜひ電話で話しを聞かせて、と、
メールに書いて送った。
そばにいて欲しいと願うだけでは
なくて、わたしは、もしもあの
ひとがわたしを必要としている
のでれば、そばにいてあげたいと
思っていた。

父が亡くなった日、あのひとが
わたしにしてくれたことを、わ
たしもしてあげたかった。
メールの最後には、こう書いた。
「わたしにも話したいことがあり
ます」と。

夏以来、会社で、いやな出来事が
積み重なっていた。あのひとには
そのたびに話しを聞いてもらい、
そのたびに慰められ、元気づけら
れてきた。

けれど、つい最近、追い打ちをかけ
るように、理不尽で不条理なことが
起こった。わたしはそれに巻き込ま
れ、もみくちゃにされ、窮地に立た
されていた。問題は悪性腫瘍のよう
に増殖し、もうわたしの手に負えな
い状態になっていた。

会社を辞めようと、考え始めていた。
会社を辞めて、アメリカへ――――。
そのことを、あのひとに相談したか
った。

メールを送って、一週間待った。
返事は届かなかった。







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「そのすきに こっそり涙をぬぐった」

2018-04-05 10:57:37 | 日記
あなたに出会うまでは
孤独だった

あなたがあなたである理由
私が私である理由

その理由を思いつく場所を
探すために
一緒に生きていきませんか


YouTube
柴田淳 紅蓮の月


https://www.youtube.com/watch?v=266Aldqc1MQ





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