佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

ぬくもり   

2018-04-24 17:53:11 | 日記
彼の指は男にしては細く長い。
それすら、いとしかった。

・・・どうして、このひとは、
こんなにせつないのだろう。

私は? 彼にとって私は?
はぐれている同類?

せめて「愛している」のひとこ
とが欲しい、たとえ刹那でも・・
・・・

彼に、奥さんという人がいるら
しいことは、うすうすわかって
いた。でも、私たちの関係には、

それは、なぜか遥か彼方のよう
な気がした。
もしかしたら、小さな小さな駅
のある町に、すべてを置いてき
ているのかもしれないと思った。

夢をみる。深い夜に、レールの
向こうでたくさんの蛍が光る。

そのうちそれが、紫の羽を持っ
た無数の蝶に変り、なぜか白い
シーツをバックに舞っている。

それを小さな少年が、瞳をこら
して見ている。

横に、なぜかお下げ髪の少女に
なっている私がいて、怖くて
そばにへ行けない。「帰って
きて、帰ってきて」と叫ぶだ
けだ。

目覚めると、寝返りをうった
彼の寝息がかずかに聞こえる。
その体を、私はしがみつくよ
うに抱きしめた。

私たちの営みは肌合いも淡く、
少年のように起伏の少ない彼
の体は、時におそろしく不器
用に思えた。

それでも、私は彼に寄り添う
だけでせつなく、熱いものが
こみ上げた。

その一瞬だけでいいと、いつも
思った。その刹那だけが真実で、
あとはなにもいらない。

YouTube
Uru 〈名曲 cover〉BEST

https://www.youtube.com/watch?v=fbjzC2-wB-4







    




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「細雪」

2018-04-24 17:18:34 | 日記
はらはらと降り続く 細 かい
雪を

その大木は ただ黙々と
引き受けていた

震えて揺れる 若い草木 に
いまは いのちの準備期 間と
教えるように

『静かに優美に降る細か い雪』
古くから「雪月花」とい われて
きたように、日本人は、 春の桜、

秋の月とならんで、冬は 雪を愛
でてきました。一夜にし て世界
を変えてしまう雪の朝な どは

思わず感嘆の声を上げて しまう
ほどです。それゆえ、雪 に関す
る言葉も大変多いのです が、

特にこの「細雪」は,降 る雪を
表現してナンバーワンと いえる
でしょう。文字どおり、 細かく
降る雪のことですが、静 かで

優美で、清浄な雪の美し さが
あますところなく伝わっ てき
ます。

『細雪』といえば、美貌 の四
姉妹の半生を描いた谷崎 潤一郎
の小説ですが、この美し い女性
たちの物語にはぴったり のタイトル
ですね。

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『男の煩悩』

2018-04-24 14:31:44 | 日記
「十歳では菓子に動か
され、二十歳では恋人に、
三十歳では快楽に、
四十歳では野心に、

五十歳では
どん欲に動かされる」

キャラメルとチョコレート、
地下アイドルのブロマイド、
酒びんに
“△×課長に任ずる”という
辞令、

そしてわずかばかりの貯金 
―――――ボストンバック
に入ってしまいそうなものが
男の一生を支配している。

女の一生は?
人形という名の人形、

恋人という名の人形、
亭主という名の人形、
子供という名の人形が
支配する。

残念ながら心の通じあう
ことはめずらしく、
多くは裏切られる。

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『男と女の会話』

2018-04-24 11:51:25 | 日記
若者にとって、思うところの
美少女の家を訪ねるのはその
日が初めてだった。

「あんた、誰?」
ドアをあけたのはパジャマ姿の
男だった。

「今のは、兄です」
と言いながら美少女がパジャマ
男を押しのけて奥から出てくる。

「ママー!!」
パジャマ男と入れ替わりに三歳
ほどの幼児が玄関口に駆け込ん
でくる。

「今のは、・・・年の離れた弟
ですの」
美少女は、幼児の頭をこづきな
がら家の中に押しこめる。

「ワン、ワン、ワン!」
最後に、飼い犬が吠えながら
やってきた。

「犬になったお父さんよ!文句
ある?」美少女は、若者の目を
見据えてそう言い放った。

若者:・・・ソフトバンクか?




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「よく見える」:佐久市 金買取 ヤナギダ ブログ

2018-04-24 11:10:11 | 日記
K18金  ¥3390
プラチナPT950 ¥2970
【4月24日(火 買取値】
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
ぴんころ地蔵側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220

―ブログ一
「私が」を後回しにすれば
よく見える

誰しも善心は持っています。善心を
発揮することは、決して努力して
会得するものでも苦しいことでも
ありません。

悪心でいるよりはずっと楽しい
ことであり、喜ばしい気持にな
るものです。

誰でも善を行ないたい気持は持っ
ているはずです。

それができないのは、あまるにも
小さな我にとらわれて、「私が、
私が」と自己中心の考え方をして
いるからです。

その結果、全体が見えなくなり、
真実が見えなくなってしまいま
す。

真実が見えなくなれば、正しい
対応の取りようがありません。
そうして、他への感謝の心を失
い不満ばかりを募らせるように
なります。

病気になってはじめて日頃の
健康のありがたさがわかり、
職を失ってはじめて仕事に
打ち込めるありがたさがわかり、

海外旅行をして、はじめて米飯
のありがたさがわかります。

自分の立場ばかり物事を考えないで、
ちょっと自分を離れて見ると、いろ
んなものが見えてきて、感謝の心が
湧いてくるはずです。

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「目の前のオムレツに集中」

2018-04-24 10:37:31 | 日記
ずっと楽しみにしていた高級イタリ
アンレスタランへ行き、滅多に食べ
られないフルコースをいただこうと
した。まさにそのとき、

「昨日、彼とケンカしたけど、私は
悪くなかったはず」
「また仕事で失敗しちゃった。この
仕事に向いてないかも・・・・」

なんて、ネガティブなことを考えて
いたら、目の前にある美味しい料理
を堪能できなくなってしまう。

過去のイヤな記憶や、先の見えない
未来ばかりを気にして、今、この
瞬間を楽しめない。そんな人は、

この先、どんなに素晴らしい体験
をしても、同じようにクヨクヨす
ることになると思いませんか?

何か楽しいことをしようとして
いるときは、過去のことなど一切
忘れて、そして先のことを思い

煩ったりもしないで、“今この瞬
間”をめいっぱい楽しむことに
集中しましょう。

今がせっかく楽しくて、うれしくて、
愉快なことばかりなのに、

既に終わったことや、まだ始めて
もいないことにエネルギーを消耗
させることほど、もったいないこ
とはありません。

今が楽しめれば、それはいずれ
“幸せだった過去”となって記憶
に残ります。

「今を楽しむ」癖がついていれば
、それは “幸せな未来”を約束
されたも同然です。

脇目も振らずに今をとことん楽
しむ。それが結果的に、過去も
未来もイキイキと充実させる
秘訣なのです。


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おはようございます   <心の“枝葉”をはらって生きる>

2018-04-24 06:21:14 | 日記
仏教では、「捨てる」ことの大切
さを説いているが、煩悩を捨てる
ことはなかなかできない。

駒沢大学の太田久記さんはこう
語っています。

「部屋の前にある大きな楢の木
の枝が、台風で折れてぶらさが
ったままになった。ところが、

冬になって全部の葉が散った後
も、その折れた枝の葉だけは落
ちないのです。

落ち葉とは、枯れることだと思
っていました。しかし、そうでは
ないことを知りました。

木の葉が散るということは、樹木
が生きているからなのです。

捨てることは、生きることだ。
そのことに気づかされました」

何か月も前のことをいつまでも
恨み続けたり、ほんのちょっと
世話したことを恩に着せたり
していませんか?

私たちは、地位だとか財産だと
か、知識だとか教養だとか、

面子だとか、そんなものを自分
の周りにいっぱい飾りつけて
生きています。

それを全部捨ててしまうと、
後に何も残らないようで心
細くなるかもしれませんが、

肝心なのは、その後に残る
裸の自分なのです。

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-月光浴- 輝いてすごすおまじない

2018-04-24 00:19:16 | 日記
毎夜、月光浴をするよな
ゆるやかな時間をもうけ
ましょう。

そして、月をタライに入れた水
から眺めながら、自分のまつ毛を
優しく数回なでてあげます。

あなたの心が自分をキレイに
するための努力をはじめる
おまじないです。

※月は「女性」を表し、まつ毛は
「美しさ」を象徴する金星を表し
ています。

自分と向き合う時間にこそ、女性
はキレイになれると源氏物語が書
かれた時代からの習わし。

欧米を含め、月を直視するのは
不吉とされ、コップに入れた水
等で眺めます。




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『泡沫』ーうたかたー

2018-04-24 00:00:47 | 日記
競技場のトラックを少年が
駆け抜ける
瞬間、彼は一枚の絵になった

ひとはみな 輝きたいと願うけ
れど

誰もまた 自らが発する光を
その瞳に映すことはできない


ー手に取ることさえできない
はかなさー
池や川などの水面に浮かぶ泡の
ことを「泡沫」といいます。

この世のはかなさ、消えやすい
ものの象徴としての言葉で、

鎌倉時代に鴨長明が記した
『方丈記の』冒頭、

「よどみに浮かぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて久しく
とどまることなし」の一節が
あります。

思ひ河絶えず流るる水の泡の
うたがた人にあはで消えめや
         /伊勢
伊勢は平安時代の名高い女流
歌人。

あるとき、伊勢の昔の恋人から
「あなたの行方が知れなくなっ
てとても心配していました」
という手紙が届き、返事をしま
した。

絶えず流れる川の泡のように、
あなたに会わないうちに、死んで
しまいはいたしません。

「泡」と「会はで」をかけた言葉
遊びと、好きな人への優しい気持
ちがうまく込められた歌です。



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