佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

眩しい光のなかから

2018-04-15 19:51:27 | 日記
茜色の朝焼け雲 ひとつ千切
れて 
ほころんだ空に夢が紡がれる

ほっぺたの紅を溶かしながら
きみは眠っているとても気持
よさそう

眩しい光のなかからのぞきこん
でいるのは
それはぼくじゃないよ
それはただの風さ

ぼくはきみの胸のなかに顔を
うづめて
朝の物音に耳を澄ましている

薄紫の湯気が揺れるコーヒー・
ポットに つびやき声がかすかに
かすかに

きみの髪がゆっくりと翻
ったら ぼくはリンゴの匂いで
いっぱいさ

眩しい光のなかからのぞきこん
でいるのは
それはぼくじゃないよ

それはただの風さ

風あかりできみはお化粧しそう
ぼくもついでにアクビをひとつ

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放念を×5 『ソバの音』(改訂版 通りすがり様向け

2018-04-15 18:22:20 | 日記
江戸時代、ソバは食べるとき
音を立てていない。

ソバをズズっと、あから
さま音をたてて食べる
ようになったのは、
ラジオの普及(昭和5年)
以降のこと。

ソバ関連の落語を放送で
かける際、演出として音
をたて噺家がズズっとや
った。

これをラジオでソバの音を
聴いた人がオツだねと
真似一般に広まった。

ただしソバは、晩秋から
春先にかけてズズッが
公認された。

俗に「きくやよい」=
 「聴くや善い」=
=「菊弥生」といって、

菊(11月)から弥生(3月)
までがズズっと公認期間
とされていた。

落語のネタでソバを扱うのは
上記のソバの旬の季節のみ、

お後がよろしいようで。





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『美しさとは』  佐久市 金買取値 ヤナギダ店長コラム

2018-04-15 12:55:46 | 日記
薔薇は飽きられ
蘭は敬遠され

カーネーションはあまく
みられる

さくらは散らされ
梅は見過ごされ

チューリップはまだ子ども
シクラメンはおしゃれなだけ

金木犀(きんもくせい)は香る
だけ

で 結局
恋人(あのひと)の手に
手折られたのは

無口で凛久(りり)しかった
白水仙

冬の寒さのなかに
ツンと立った美しさが
たまらなく愛(いと)しかった
と・・・・・。

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自分で自分を救う時代

2018-04-15 11:55:05 | 日記
今は下刻上の時代
「能力主義・実績主義」の時代、
期待する大将像は、

「部下の生活保障能力のある
人物」ということ。

ソニー創業者の盛田氏は印象的
な言葉を欧米の講演で残した。

不景気になるとすぐレイオフをする。
しかし景気がいいときは、あなた方
の判断で、工場や生産を拡大しよう
と思って人を雇うんでしょう。

つまり、儲けようと思って人を雇う。
それなのに、景気が悪くなると、
お前はクビだという。

いったい、経営者にそんな権利が
あるのだろうか。だいたい不景気は
労働者が持ってきたものではない。

なんで労働者だけが、不景気の被
害を受けなければならんのだ。
むしろ、経営者がその責任を負う
べきであって、

労働者をクビにして損害を回避しよ
うとするのは勝手すぎるように思える」

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『サンマと谷崎潤一郎』

2018-04-15 11:23:04 | 日記
二人の、親しい男友だち
がいた、かりにAとBとし
よう。

AがBの彼女に惚れてし
まい、

「頼む。譲ってくれ」と願っ
た。Bは、「よかろう」

と答えたが、ヤッパリ惜しく
なった。「この前ああいった
けど、よく考えたら駄目だよ」

こういわれたらAはあきらめ
るしか他にない。
テレビの再現フイルムでは
なく、

Aは詩人佐藤春夫。Bは
文豪谷崎潤一郎。

そしてこの情況を詠んだのが、
有名な”秋刀魚の歌”
{さんま、さんま、さんまは苦い
か塩っぱいか。}

サンマが栄養価が高く
”秋刀魚が出るとアンマが引っ
込む”といわれる。

美味しいのは雌のほう、下あご
が丸いのがメス。雄はとがって
いる。

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「ちぎれた雲二つ」:佐久市 金買取 ヤナギダ ブログ

2018-04-15 10:18:31 | 日記
K18金  ¥3400
プラチナPT950 ¥2970
【4月15日(日 買取値】
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
ぴんころ地蔵側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220

―ブログ一
せつなさばかり大切に
して
いけなかった私たち

強さの前にたじろぐもの
だけ
追いかけていた私たち

幼かった私たち

澄みきったものだけが
美しいのではないのだと
今ならわかるのに

YouTube
Legend of 1900 - Playing Love [HQ]

https://www.youtube.com/watch?v=qZaJhLc9wj8



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「若葉」 愛よりも優しく ―tre―

2018-04-15 10:12:34 | 日記
桜木詩音様

シオンちゃん、と書いていい
いのかどうか、しょっぱなか
ら考え込んでしまうのですが、

でも
僕にとっては、そうとしか呼
びようがないので、とりあえ
ずこう呼ばさせて下さい。

シオンちゃん。何から書けば
いいのか、気持ちだけが先走
て、息苦しいほどです。

とりあえず、順番に書いてい
くしかありません。
 まず、去年の十二月のはじ
めに、しおんちゃんが僕に会い
に、わざわざアメリカへ、ラ
インベックまで来てくれたこ
と。

僕はそのことをおととい、知
ったのです。これを書いてい
るのは四月八日。信じてもら
えるかどうか、まったく自信
はありませんが、

僕はこの四ヶ月のあいだずっ
と、そのことを知らなかった
のです。

それどころか、僕は詩音ちゃ
んに対して、失望していたく
らいなのです。

なぜなら、詩音ちゃんがアメ
リカに来てくれた日、僕は
成田空港で「待ってくれている
はず」の詩音ちゃんを、ひとり
でずっと待ち続けていたから。
六時間ほど待ちました。

話が前後してしまいますが、僕
は仕事で知り合った人の紹介で
十月に、自然農法を実践してい
るひとりの思想家と出会いま
した。

詳細は長くなるので省きますが、
僕はこの人の考え方に強い影響
を受けて、しばらくのあいだ、
学校を休学し、彼の畑で働かせ
てもらことにしたのです。

農場は人里離れた山奥の村に
あり、そこには電話もパソコン
もなかった。詩音ちゃんには、
山にこもる前に、メールでその
ことを伝えたつもりでした。

これからしばらくのあいだは、
郵便で手紙を出して欲しいと
書きました。でもなんらかの
トラブルがあって、そのメール
は届かなかったようですね。


その少し前に、チュンユーと
の出会いがありました。





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花を贈る

2018-04-15 01:28:46 | 日記
花に限らず、日本男性は普段
何かを相手に贈るというのが
得意ではない。

そもそも徳川時代の武士た
ちや、これに代わった明治
の役人たちが、相手との心
を通わせることに対して、

いわれのない蔑視を与えて
きた歴史をもつ。

例えば、和式の料理屋や
旅館で、床の間の掛軸や
花を見てそれを評価し、

なごむという教養を日本の
男たちはどこかへ忘れて
きてしまった。

文明とは腹の足しになる
もの、文化とは心の足しに
なるもの。

花は心の足しとしては最高
の存在であろう。

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ダメな子

2018-04-15 00:41:25 | 日記
「ダメな子」とか「悪い子」なんて
子どもは一人だっていないの
です。

もし、そんなレッテルの付いた
子どもがいるとしたら、

それはもう、その子たちをそん
なふに見ることしかできない、
大人たちの精神が貧しい。

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「若葉」 愛よりも優しくー due ―

2018-04-15 00:00:50 | 日記
離婚したあと、つき合った人の
ひとり―――彼は童話作家で、
あとで一緒に仕事をすることに
なる―――に言われたことがある。

ふたりとも裸で、ベットの中に
いる時に。
「きみのそばにいると、僕はな
んだか寒いよ。きみはいつでも、
遠いところにいる。僕の腕の中
いる時でも、心はひとりでどこ
かを彷徨っているだろう」

わたしはその時笑いながら、答
えを返したはずだ。
「馬鹿なことを言わないで。
ほら、わたしはこうして、ここ
に、あなたのすぐそばにいるじ
ゃない?」

彼は正しかった。
今のわたしには、そのことが
わかる。
彼の言った通り、わたしはいつ
も、そこにはいなかった。

たぶんわたしは、わたし自身を、
わたしのすべてを、置き忘れて
きたのだと思う。あの日、あの
夜、あの河のそばのプラット
ホームに。


その手紙を読んだのは、それが
書かれてから四年ものちのこと
だった。
ローマのホテルの一室で、わたしは
会社の同僚から、封筒を受け取った。
四月だった。

それは、エアメールの薄い封筒だっ
た。封筒は薄いが、中身は厚い。
ブルーのインクで記された、端正
な文字。宛先は会社気付。六十セ
ント分のアメリカ切手。左上に
英語で書かれた差出人の名前は
「kaisei Inoue」となっていた。

桜木詩音様
 シオンちゃん、と書いていの
かどうか、しょっぱなから考え
込んでしまうのですが・・・

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