ひとりひとり違う人間を同じモノサシで計るのはおかしいと思う。

平均寿命とか、平均収入
とか、平均体重とか、
平均通りの人間なんて、
規格品の機械同然。

さらば、平均点。
個人の持ち味を尊重したい。

料理の味は、よくわからなかったけれど、あの人がいたから、おいしかったのです。

はじめてのデート。緊張で
上手にフォークを運ぶのが
精一杯。

味なんてわかったものじゃ
ありません。

みんな、こんな甘酸っぱい
思い出を持ってるでしょ。

「遠い記憶」

なにかを最後までやり、また
別のことを始めるために。
そう、別のこと。

これからはそのことを一色に、
人生を塗り込めたい。

記憶の小部屋に鍵をかけ、
今ここに振り返るなら

我が恋は闇を恐れぬ盲目の人

少年は誰でも幻の女をもっている

映画監督や小説家は、憧れ
の女性像を現実化させるこ
とに情熱を注いでいます。

それは、きっと少年の頃から
の夢だったに違いありません。

うまくしゃべるほど、ウソになってしまうなぁ。

饒舌なひとのハナシは、

うまくいいくるめられ

るみたいで、どこか

信じられない。



寡黙なひとのハナシは、

説明が少ない分だけ脚

色無しの真実に聞こえ

るのかもしれません。