「人間は業を溜めて、自分や
周囲の人の人生に悪影響を及
ぼしている。
今生きている自分が、業をこ
れ以上増やさず消していくよ
うに努力する必要がある」
という。
業を解消するためには、自分
以外の人を喜ばせることです。
最初は意識してでもよいから
人に奉仕し、努力するように
努める。
また、業は心の歪、曇りから
生じるものだから、毎晩、今
日一日自分のしたこと、考え
たことを反省するとよいそう
です。
「魂の修行には奉仕すること
が大切」と言うと、ボランテ
ィア活動などを思い浮かべる
かもしれませんが、
もっと日常的、永続的に実践
できる奉仕があります。それ
は仕事を通じてなされる奉仕
です。
労働の本来の目的は、社会に
貢献したり、人に奉仕したり
することにあると思います。
毎日自分がしている仕事を
通じて、「どうしたら世間の
役に立てるか、お客様に喜
んでいただけるか」を真剣
に考えてみることです。
本当にお客様に喜んでもら
うためには、たいへんな努
力と創意工夫が必要です。
しかし、そのプロセスを通
して、魂の修行はなされて
いくのです。