フェリーの旅

パタンバイの港に着くと、すでにフェリーが入港していました。乗り込むとみんなの荷物を船室の一カ所に集め、自分たちのスペースを作りました。
物売りのおばさん達が数人やって来て、お菓子や手作りの食べ物などいろいろ売り込んできます。
アンディが何か買っているので、聞いてみると「ナシチャンプル」と言ってライスとおかずがバナナの葉に包まれているものだと教えてくれました。さるもお昼用に買ってみました。ちょうど葉っぱに包まれた「具を上にのせたおにぎり」のようで、おいしかったぁ

この船のトイレは衝撃的でした　
カギがかからない、ビチャビチャの水浸し、男子小用には、便器がナイどうやって使うんだろう

イスラム教の人のためのお祈りルームなんかもありました

出港して数時間、ロンボク海峡の真ん中あたりにさしかかると、けっこう南東の風が吹いています。アンディに聞くと季節風で、この時期はいつもということでした。




波も静かになり、いよいよロンボク島が近づいてきました。



あれっ、水が濁ってますねぇ　漁師の作業小屋でしょうか？
写真は撮れませんでしたが、胸くらいまで水に浸かりながら釣りをしている人がいっぱいいました。

Lombokへ

翌朝、朝食を食べにレストランに降りていくと、もうみんな揃って食べ始めていました。



「おはよ～！」と、昨日の3人の席に入れてもらいました。
「アンディのテーブルにいるあの人達が、他のツアーメイトなんだね。」
「うん、そうみたいね。」ドキドキ

イントレピッドのツアーは、「小グループ」ということで12名定員です。でも、ひとりで知らない人達、まして言葉も文化も違う人達の中に入っていくのって勇気が要りますよね。
前回参加したタイ北部のツアーのときは、メンバー8人だったので、ちょうど良い人数でした。今回は、定員いっぱいの12人です。

朝食後は、ゆっくりコーヒーを飲む暇もなく、荷物を背負いバタバタと出発です。

「やあ、はじめまして。僕は○○です。○○から来ました。」
「日本から来たさるです。よろしく！インドネシアには、いつ来たの？」
と、歩きながらの自己紹介が、あちこちで始まります。

少し歩いたところから2台のワゴン車に押し込められて、ロンボクへのフェリーの出るパタンバイに向けて出発です。

ロンボクへの長～い一日の始まりです。

いよいよ、ツアー始まる

ツアーメイトと初対面


イントレピッドのツアー初日は、好きな時間に指定の集合ホテルにチェックインするだけです。夕方から最初のミーティングがあるんですが、間に合わない人は出なくても問題ないようです。

さて町の探索からもどったさるは、サッとシャワーを浴びて、時間ぎりぎりに集合場所のロビーに降りていきました。
すると、それらしいグループが

「ハィ！」と声をかけると、
「やぁ、サル？アンディです。」
「そう、そう。僕がさるです。Nice to meet you!」と、挨拶します。


僕達のツアーリーダー、オーストラリア出身のアンディ。
学生時代にサーフィンをしにバリに来て、インドネシアにはまったんだって。


じつは、今回さるが参加した"lombok"というツアーは、"islnds of the Gods"という全15日間のツアーの後半8日間部分なんです。
ここには、後半だけ参加する4人のメンバーが集まりました。
残りの人達はすでに先週から旅をしてきて、明日の朝から合流するらしいです。今晩は、前半部分だけで帰る人とのお別れ会をやっていて、アンディもミーティングが終わり次第そちらに行かなくちゃだそうです。

ロビーの一角のテーブルにつき、必要書類に保険会社の緊急連絡先など書き込んだりしました。ツアーに参加するには、保険加入が条件になっています。さるは、いつもはクレジットカードの付帯保険だけなんですが、今回は上乗せ保険に加入しました。

その後、明日からの注意事項、準備することなどの説明が20分くらいありました。
「質問は？」「ナイ？じゃ、明日の朝ネ！」と、アンディ



「え～っ、これでおしまい？　さびしいよう。。。」




「ねぇ、みんなぁ！一緒にご飯食べに行くんだよね。さるも行くよぉ」

「もちろんよぅ。行こう！行こう！」


と、いうことで残りのツアーメイト4人で夕ご飯に出かけました



スザンヌ、ダレン、カレン。初日なんでちょっと表情が硬いね

この3人とは、初日から一緒だったので、とっても仲良くなりました。ツアー中ずっと、何となく一緒にいるときが多かったです。
とくにドイツ人のスザンヌとは、言葉の壁もなく（お互い英語はノン・ネイティブなので良く通じました）大仲良しでいました。

さる、さるをみにいく

もらった地図をみながら「歩いていける範囲には何があるのかなあ？」と見てみると
"モンキーフォレスト"というのがありました。


そうだ　まずは、仲間に逢いに行こう




時間が遅かったので中には入れませんでしたが、ゲートのまわりで何匹かの友達には会えました。




暗くなってきたので、ミーティング前にもう一回水浴びしようと思いホテルに戻りました。
バリの人は、「マンディー」と言ってトイレにある、風呂桶の小さいようなやつや、たらいや、樽に貯めてある水を、柄杓を使って１日に何回も浴びるそうです。
さるも暑い国に来ると、何回も水を浴びちゃいます。まあ、塩水のときが多いんですけど


ウブドの魅力はというと、ハッキリ言ってさるには、わかりませ～ん


歩いていると、あちこちにお寺があるんですが、地元の人に「入ってイイ？」と聞くと、「ダメー」と言われちゃいます。
お店やレストランは、とってもセンスが良いので、ショッピングなどをじっくり楽しむのにはいい所かも知れませんね。

この翌週にギリでダイビングをしているときに、海の上で出会ったアメリカ人のおじさんとウブドについての話になったんですが、、、
「え～っ、ウブドの良さが、わからないなんて～！」って言われちゃいました。



どうやらウブドは、町中より周辺地域が景色もお寺もイイらしいですよ。

これからウブドを訪れる人は、時間をたっぷりとると良いと思います。自転車を借りたり、バイタクを雇ったりするのも良いかもしれませんね。

ウブド探索

忘れ物をバスストップまで探しに行ったり、ネットカフェでメールチェックをした後、町を歩いてみました。

町の中は、小洒落たおみやげ屋さんだらけです。お買い物好きの日本人が、いっぱいいます。

軽井沢に来たみたいです

まずは、ホテルの近所から

ダンスの舞台かな


ホテルにチェックインすると、夕方からのミーティングのお知らせと、ウブドでのオススメの過ごし方が書いてある、
「イントレピッドのインフォメーションボード」を読むように言われました。

他のメンバーもそれぞれ出かけているようなので、時間になるまでひとりで探検に出かけることにしまました

Ubudの集合ホテル

チケットを買った旅行会社のオフィスからミニバスにピックアップされ、プラマバスの発着所へ。そこから大きいバスに乗り換えて約１時間でウブドに着きました。

この会社のバスは、バリ島内でのツーリスト向けの交通機関として「ロンリープラネット」や「地球の歩き方」でも、おすすめです。

ちょつと古いバスだったのと、時間にルーズな点以外は安心感もあって、満足でした。（ピックアップ時間が３０分以上遅れたんですが、それが普通みたいでした。）

なんといっても、値段が安い！サヌール～ウブドが、なんとRp.20,000(約280)！


あとで、バスの中でバックパックにくくりつけていた靴を落としたことに気がついて、バスストップの事務所に行ったんだけど、ちゃんと保管しておいてくれていました



バスストップからは、バイクタクシーでイントレピッドの集合ホテル、アルティニ２へ。

部屋の広さは、昨日泊まったスワスティカと同じくらいだけど、ベッドにデコレーションがしてあったりして、お洒落

さすが、ウブドだね

参列者

儀式に参列した地元の人達のベモに便乗させてもらい、ゲストハウスまで帰りました

ちっちゃい車に１０人位、乗り込みました。

Cremation（火葬）

バスの予約もできたので、ベモ（乗り合いの軽自動車）に乗って町の中心部へお昼を食べに出かけました。



食事が終わって、少し時間があったので海岸に向かって歩いていきました。




なんだか正装した人が大勢いたので、聞いてみると"cremation"だと教えてくれました。





バリでは人が亡くなると、いったん土葬します。その後、親族がお金を貯めて「火葬」の儀式を行うそうです。日本のお葬式のような悲壮感はなく、お祭りのようでした。


大きな「火葬」の時は、観光客向けの見学ツアーもでるそうです。

お供え

バリの宗教はヒンドゥー教です。

いたるところに、このようなお供えがあります。

バスのチケットを買った旅行社のオフィスでも、毎日２０個以上お供えするそうです。