おはようございます。札幌は時折吹く強風はありますが、降雪は無く、比較的穏やかな天候となっています。
自民党綱領、安倍、自民党極右政権がもっとも重視している憲法改悪の具体的な取り組みを進める報道です。それが、漫画の作成と言うことで安倍、自民党極右政権らしい行動です。同時に彼らが狙いを定めている有権者、支持獲得を狙う層がどこなのかを示す点でも注意する必要があります。
教育制度の改悪により義務教育において、大量に物言わぬ学生を作り出そうとしています。その影響は、「自己責任を強調、主張をしない、権力には逆らわない、平和、基本的人権、自由などを尊ばない、平和、国際貢献のためには武力を行使すべき」ーーーこのような学生、若者たちを育成することとなっています。これらの層を自民党型政治に支持層として大量に育成し、確保したいと考えています。現実に、その影響が学校教育、高等教育の現場に顕著に現れているとの事です。また、自衛隊員の募集も公然と学校現場で行われています。
平和憲法の作成過程の問題よりも、平和憲法が掲げる理念、制度が日本にとって、日本社会にとって有意義で価値あるものかどうかを考え、議論を巻き起こすことが必要です。天皇制政府と日本軍が引き起こした中国、アジア侵略戦争の惨禍を受けて議論し、制定された日本国憲法の歴史的な重み、価値を再考しなければなりません。9条があったために敗戦後、日本人、自衛隊員などが戦闘による死者を出さなかった。また、戦闘による日本人以外の犠牲者も出さなかった。そのことの意味と、価値を考えてみることが大切です。平和は武力によって維持、もたらされるものでないことを日本国憲法が現実の政治、歴史を通じて証明しています。
<北海道新聞>首相、改憲へ本腰 漫画冊子作成 若年層への浸透狙う
自民党は憲法改正論議を促すため、現行憲法に関して同党が問題としている点を分かりやすく解説する漫画冊子作製に着手した。主に女性や若年層への浸透を狙う。早ければ来年3月の党大会で発表、順次配布していく考えだ。同党は先の衆院選で、他党を含め改憲勢力としては改憲発議に必要な3分の2の議席を確保。2016年の参院選での改憲派の伸長もにらみ、改憲に向けた動きを加速させる。
漫画冊子はA4判、約60ページ。主役の主婦が5月3日の憲法記念日を機に、父親や息子と憲法について語り合う内容。原案では、改憲論者の父親は現行憲法が戦後の占領期に連合国軍総司令部(GHQ)の主導で制定されたと説明し、自衛隊の存在が明記されていないことも指摘、「この国は敗戦後のままだ」と語り、改憲の必要性を説いている。
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