こんにちは、蜂助です。
アズマレイジンソウ(東伶人草) 仙台市野草園に咲いていた秋の花です。雅楽演奏者のかぶる冠の形の花だそうです。
やはり、そうかという感じです。
電子力発電所は、タービンを回したり、燃料棒を冷やしたり、余った熱を冷却したりするので大量の水が必要です。そのため世界中の原発は海か大きな川に面して建設されています。ヨルダンのような砂漠に近い国では、下水を使うという計画もあるようですが・・・ 。福島第一原発でも地下水脈の調査をして大量の地下水をくみ上げることができることを確認して作られました。当然、地下水は大量に押し寄せてきます。
福島第一原発は海岸縁に建てられています。地下で地下水と海水が交流しているとのことです。原発の山側で地下水をくみ上げれば、圧力が下がり地下水の真水の代わりに海水が大量に流入するというのです。こんなこと良く考えれば、当たり前です。この原理は大学のこの手の専門を学ぶ場合の初歩の地下水学で勉強するそうです。
それでは、原発の周囲を凍土壁で覆うとどうなるか。海側からは平均18度の海水が迫り、山側からは平均13~14度の真水が流れ込んできます。そして雨水を完全に排除できなければ原発敷地内の水が増えます。地表からも熱が入ります。これらの自然現象がもたらす熱を処理した上で、なおマイナス40度を保たなければ凍土壁は維持できません。それを維持する電力をどこから調達し、何年かかり、お金をどうするか、この計算ができているのか不明です。
元日本地下水学会会長の藤縄克之さんは、海水と真水の交流などの水の移動、放射性物質の移動、熱の移動を三位一体で調査することが大切だと指摘していますが、「残念ながら、いま世界の水準はここまでいっていない。・・・・・まだそこまで深く研究している科学者はおらず、おそらく学会で人材を集めてやっても、5年はかかるプロジェクトになる。」と言っています。
やみくもにいろいろなことを試すより、世界の英知を求めるべきではないでしょうか。コントロールしているどころか世界の危機です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます