“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

電力会社の13年度中間決算

2013年11月03日 10時55分13秒 | 臼蔵の呟き

楽天に勝って欲しかったのですが、残念でした。勝負の世界はあまくないなーと感じました。無敗のエースを立てての敗戦で、楽天としては予想外でもあり、仕方がないことかもしれません。8戦目を楽しめること、最後に両チームが全力で戦って、欲しいと思います。

東京電力6161億円、東北電力18億円、北陸電力87億円、関西150億円、中国3億円の黒字決算となっています。また、赤字電力会社が北海道▲1億円、中部▲167億円、四国▲150億円、九州▲357億円となっています。また、原子力発電所を持たない沖縄電力は黒字の68億円となっています。

また、12年度中間決算と比較すると改善額は北海道485億円、東北386億円、東京電力9155億円、関西1317億円、中国72億円、四国128億円、九州1138億円となっています。その他の電力会社は減益となりました。

この決算内容を見ておかしいと感じたことは、電力料金を引き上げたのだから黒字化、損益の改善がされることは当然です。しかし、その損益改善額の大半は電気料金値上げという形で消費者、企業に負担を付回しただけの結果であるという点です。このような経営、企業努力であれば、経営者は不要です。赤字だから、お願いします「値上げさせてもらいます」では経営者は不要です。また、沖縄電力を除いてすべて原子力発電所を有しており、稼動しない原子力発電所の維持管理に膨大なコストをかけ続けています。東京電力福島第二原子力発電所だけでも年間900億円の維持コストがかかっています。したがって、おおよそですが半年で5000億円、年間で1兆円の原子力発電所費用を発電もしないのに利用者負担していることになります。本当に理不尽な経費負担です。このような原子力発電所を出来る限り廃炉にし、電気料金を引き下げるべきです。また、発電、送電の分離により、利用者が選択できるようにすることも原発由来の電力を減らすことにつながります。

2番目の不思議は、東京電力が半年で9100億円もの収益の改善を行ったことです。株式会社といえども、国からの資金投入を行い、実質的な国有化された企業が福島県民、汚染された地域自治体、企業に対して十分な賠償、除染を行った上でこのような利益を計上したのであればまだしも、除染は不十分、中間貯蔵設備も決まらない、汚染水は垂れ流し状態で、黒字を出しましたと発表する経営感覚とモラルはどうしようもない非常識と、非人間的な経営者ということになります。また、その決算を何も言わずに発表させる安倍、自民党政権の無能ぶり、腐敗した政治姿勢にもあきれるばかりです。


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