『エール!』★★★★☆
地方の高校生が未来への一歩を踏み出すお話です。
主人公ポーラの両親と弟は耳が聞こえません。
家族で農業を営んでいる一家で、外部とのやり取りはポーラが主に行っています。
余談ですが、私が小学生の頃同じクラスに聞こえない両親のいる子がいて、すごく大人びていました。
ポーラの夢は歌手になることです。
予告編を見て、聞こえない家族に夢を理解してもらうことは難しそうだな、家族は自分たちの都合でポーラをいつまでも縛りつけてしまうのかなと思ったら、全然そんなに重い話ではありませんでした。
家族の絆で困難を乗り越えていきます。
ケンカして「あなたは子供」とポーラに言ってしまう母親ですが、基本ひとりの人間として尊重してくれています。
山岸凉子先生の漫画だったら、娘VS自分たちの生活のために彼女を縛りつける家族、のようなおどろおどろしい展開になるでしょう。
ポーラの母親は明るくてスタイル抜群で良いキャラです。
ポーラの親友マチルダは、恋愛に奔放な女の子特有の雰囲気がよく出ていました。
セクシーだけれどどこか病的な感じ。
ポーラの恋愛は、二人の距離が自然と近付いていく様子が良かったです。
エンドロールの「その後」の写真は素敵な演出だと思いました。
ただ、弟カップルはすぐ破局するでしょう。
遊佐未森さんの初期の頃に似ている、夕暮れ時の切ない儚さみたいな音楽、気に入りました。
久し振りに、感動できる王道作品でした。
『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』★★★☆☆
2014年から15年にかけてのワールドツアーのドキュメンタリー映画です。
おもしろいとかおもしろくないとかではなく、完全にファン向けですね。
Perfumeが日々ものすごく努力しているのはわかりました。
ただ、中田ヤスタカ氏の楽曲にPerfumeのいちばんの魅力を感じている私は、物足りなさを感じました。
曲がほとんど流れないのです。
何故あんなに出し惜しみするのでしょう。
著作権の関係?
ワールドツアーで何カ国か回っていくわけですが、全部の公演の直前の「気合い入れ」は流れました。
オープニングの音楽が流れている舞台に向かっていきます。
セットリストは公演によって異なる部分もありますが、オープニングは全部一緒です。
同じ流れが続くので、もういいよ、、とだんだん飽きてしまいました。
各公演一曲ずつライブ映像を流したりするのはダメなのでしょうか?
アーティストのドキュメンタリー映画といえば、今年観た『あっちゃん』はとても見応えがありました。
特にファンでもないのに、作品としておもしろかったです。
違いは何だろう。
掘り下げ方?
Perfumeひとりひとりへのインタビューもあり、それぞれの個性がわかって悪くはなかったと思います。
作品としてシリアスすぎたので、もっとエンタメ性が欲しかったです。
きゃりーぱみゅぱみゅの劇場公開作品よりはだいぶマシだったということだけは言っておきましょう。
『恋人たち』★★☆☆☆
通り魔に妻を殺された男性、不倫に走るおばさん、ゲイの若手弁護士。
どこかでうすーくつながっている3人がそれぞれの生活を展開していきます。
お上品な作品ではなく、無骨でどちらかといえば男性的な印象です。
喫煙シーンや放尿シーンが多く、生々しいです。
ただ、3人の演技力の高さには目を見張るものがあります。
黒田さんの優しさと後輩の若手社員の馬鹿がつくほどの明るさが全体を引き締めていました。
そして少しは希望のあるラストなので、観る価値がないとまでは言えません。
観る人を選ぶ作品だなと感じました。
地方の高校生が未来への一歩を踏み出すお話です。
主人公ポーラの両親と弟は耳が聞こえません。
家族で農業を営んでいる一家で、外部とのやり取りはポーラが主に行っています。
余談ですが、私が小学生の頃同じクラスに聞こえない両親のいる子がいて、すごく大人びていました。
ポーラの夢は歌手になることです。
予告編を見て、聞こえない家族に夢を理解してもらうことは難しそうだな、家族は自分たちの都合でポーラをいつまでも縛りつけてしまうのかなと思ったら、全然そんなに重い話ではありませんでした。
家族の絆で困難を乗り越えていきます。
ケンカして「あなたは子供」とポーラに言ってしまう母親ですが、基本ひとりの人間として尊重してくれています。
山岸凉子先生の漫画だったら、娘VS自分たちの生活のために彼女を縛りつける家族、のようなおどろおどろしい展開になるでしょう。
ポーラの母親は明るくてスタイル抜群で良いキャラです。
ポーラの親友マチルダは、恋愛に奔放な女の子特有の雰囲気がよく出ていました。
セクシーだけれどどこか病的な感じ。
ポーラの恋愛は、二人の距離が自然と近付いていく様子が良かったです。
エンドロールの「その後」の写真は素敵な演出だと思いました。
ただ、弟カップルはすぐ破局するでしょう。
遊佐未森さんの初期の頃に似ている、夕暮れ時の切ない儚さみたいな音楽、気に入りました。
久し振りに、感動できる王道作品でした。
『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』★★★☆☆
2014年から15年にかけてのワールドツアーのドキュメンタリー映画です。
おもしろいとかおもしろくないとかではなく、完全にファン向けですね。
Perfumeが日々ものすごく努力しているのはわかりました。
ただ、中田ヤスタカ氏の楽曲にPerfumeのいちばんの魅力を感じている私は、物足りなさを感じました。
曲がほとんど流れないのです。
何故あんなに出し惜しみするのでしょう。
著作権の関係?
ワールドツアーで何カ国か回っていくわけですが、全部の公演の直前の「気合い入れ」は流れました。
オープニングの音楽が流れている舞台に向かっていきます。
セットリストは公演によって異なる部分もありますが、オープニングは全部一緒です。
同じ流れが続くので、もういいよ、、とだんだん飽きてしまいました。
各公演一曲ずつライブ映像を流したりするのはダメなのでしょうか?
アーティストのドキュメンタリー映画といえば、今年観た『あっちゃん』はとても見応えがありました。
特にファンでもないのに、作品としておもしろかったです。
違いは何だろう。
掘り下げ方?
Perfumeひとりひとりへのインタビューもあり、それぞれの個性がわかって悪くはなかったと思います。
作品としてシリアスすぎたので、もっとエンタメ性が欲しかったです。
きゃりーぱみゅぱみゅの劇場公開作品よりはだいぶマシだったということだけは言っておきましょう。
『恋人たち』★★☆☆☆
通り魔に妻を殺された男性、不倫に走るおばさん、ゲイの若手弁護士。
どこかでうすーくつながっている3人がそれぞれの生活を展開していきます。
お上品な作品ではなく、無骨でどちらかといえば男性的な印象です。
喫煙シーンや放尿シーンが多く、生々しいです。
ただ、3人の演技力の高さには目を見張るものがあります。
黒田さんの優しさと後輩の若手社員の馬鹿がつくほどの明るさが全体を引き締めていました。
そして少しは希望のあるラストなので、観る価値がないとまでは言えません。
観る人を選ぶ作品だなと感じました。