先月、猪苗代町に行って来ました!
1日目は氷のつぶのような雪がビュービュー吹き付けてくる時間帯があり、あまりの荒天に遭難するかと思いました。
宿泊したのは中ノ沢温泉です。
湧き出る湯量は1分間に13400lで、単一の湧出口からの量では日本一だそうです。
宿によって多少違いがあるそうですが、お湯はph2.1の酸性泉。
肌が荒れやすいため、湯上がりに洗い流す必要があります。
中ノ沢温泉は熱いイメージがあったのですが、宿泊した宿のお湯は適温で、いつまでも入っていられそうでした。
泉質も良く、大変気に入りました。
酸性泉は湯あたりしやすいので、長湯しないように気を付けなければいけません。
雪が積もっていたので、露天風呂で憧れの雪見風呂を体験できました!
……が、思ったより良いものではありませんでした。
たぶん気温0℃くらいだったと思うのですが、風もあって、お湯に浸かっていない顔が寒すぎでした。
マダムたちが
「いいお湯だね~」
と言いながらけっこう長い時間露天風呂にいたのですが、私は無理で3分もいられませんでした。
雪見風呂の現実を見ました。
料理も評判の宿を選んだので、夕食も朝食も大変美味しくいただきました。
福島県民ではないので県民割りの適用外で、正規料金でした。
特別な割引きがある時期にはなかなか予約が取れないのですよね。
今回、空いている宿を探すのがとても大変でしたが、以前から気になっていた中ノ沢温泉に泊まることができて良かったです。
期待以上の泉質の良さでした。
できたらあのお湯にまた浸かりたい……!
猪苗代町といえば野口英世の出身地。
野口英世記念館には生家が保存されています。
私は過去に二度訪れたことがありますが、夫は一度もないと言うので行ってみました。
野口英世の人生は、人との出会いに恵まれていたのですね。
もちろん本人の才能がいちばんです。
凡人は教会に通っただけで外国人をマスターできませんよね。
しかし、いくら頭が良くても支援者がいなければ農家出身で研究職に就くことは難しかったはずです。
才能を見抜いた周囲の人々もすごいし、嫉妬などから才能を潰しにかかることなく支援に回り、また支援できるだけの財力もあり、人間性が見事です。
三度目の来館で、子供の頃とはすっかり見方が変わった自分がいました。
野口英世の人生を6分にまとめた映像があったのですが、それが良くできていて、だいたいのことが理解できます。
来館したらぜひ見てください。
そういえば、『遠き落日』という映画があって、遠い昔に観たことを思い出しました。
旅行といえば終始何か食べている気がします。
旅館の食事はどこも量が多いのに、更にいろいろ食べます。
今回は、道の駅猪苗代でラーメンを食べたり、寒さに負けずサービスエリアでアイスを食べたり、猪苗代町のデセールカワウチというお店でパフェとケーキを食べたりしました。
デセールカワウチはレベルが高かったです。
店舗の雰囲気は庶民的なのに、すごく美味しい!
特に、パフェは大満足でした。
世の中にはコーンフレークでごまかしているパフェも多いのに、アイスやフルーツやクッキーがぎっしり詰まっていて、さるなしの酸っぱさがアクセントになって美味しかったです。
悪天候の中お客さんがひっきりなしに訪れ、人気の高さが伺えました。
私たちはスイーツのみでしたが、ランチやディナーもやっています。
本格的なステーキもある洋食です。
また食べたいと思えるパフェでした。
子供の頃、家族旅行から帰宅すると、母が毎回
「やっぱり家がいちばん良いね~」
とほぼ毎回言っていました。
子供を連れての旅行は、さぞかし疲れて大変だったでしょう。
大人になってから知りましたが、旅行の下調べや手配はすべて母が行っていたそうです。
車の運転は父でしたが、運転の疲れとはまた別の大変さがあると思います。
それらから解放されたことでほっとしての本音だったのでしょう。
あれこれ手を尽くして楽しい思い出を作ってくれて、本当にありがたいです。
ただ、自分は、帰宅直後に家がいちばんなんて言いたくありません。
旅行を全否定するようなこと(そのつもりはなくても)を口にするのではなく、
「楽しかった!」「また行きたいね」
そちらを言いたいです。
なんでそんなこと言うの、って子供心に思っていました。
実際、今回の旅も本当に楽しかったので、一生懸命働いてまた癒されに行きたいと思っています。