とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

本の読み聞かせ

2007年07月22日 | インポート

_009_1  酒田市の北平田小学校には「北平田読み聞かせの会」があり、定期的に子供たちに本の読み聞かせをしている。テレビや、アニメーションのDVDが幅をきかせている中で、本の読み聞かせは、子供たちの情操発達に大きな影響があるのではと思い「夏の読み聞かせ会」に出かけてみた。
 私は、子供の時、眠るまで祖母や祖父から毎晩昔話を聞いたものだ。テレビのない時代に庄内弁の昔話は、空想の世界を無限に広げ、その中にあるテーマは必ず勧善懲悪であり、親切な行動は自分に戻ってくると言うものだった。完全にその話を信じきっていたし、話の中の情景は自分の体験に置き換えて興奮したものだ。絵がない分イマジネーションが働く分野は広がる。子供の性格を形成する大事な作業だと思う。
 今回の読み聞かせは、「食育」がテーマだった。野菜の名前や、野菜の大切さを指人形風にアレンジした読み聞かせや、生ピアノ演奏もついた朗読は、子供たちを釘づけにしていたし、大きな拍手があり、会場の一体感が生まれた。テレビでは拍手は無いし、一体とはならない。また、スライドを使った「ごどいもくん」の話は、栽培の苦労や楽しさを、コミカルに伝え大人気だった。
 情熱をもって父母たちが何日も準備し発表した「夏の読み聞かせ会」は子供たちの心の成長にきっと大きな糧になっている。

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