庄内県勢懇話会例会が山新放送庄内会館で21日開かれた。今回の例会はコロナ感染防止のためオンライン型式だった。県内各地の県勢懇話会では初めての実施だと言う。講師の日本総合研究所調査部の藤波匠上席主任研究員は東京からのリモート出演となった。
講演のテーマは「地方は人口減少にいかに立ち向かうか」とし人口が減少しても地方を強くする具体策を提言した。
酒田、鶴岡両市周辺の都市機能は現在維持出来ているが、試算では2050年には人口が4割減少すると見られ、今の都市機能が失われると想定される。街づくりの在り方は見直すべき時に来ている。
人口減少に対応し、災害にも強い都市形成にはコンパクトシティが最適だ。それには、公共交通の充実が大切で、バスの有効活用で地域の活性化は出来るはずだ。行政が主体になるだけでなく、民間主体、商業施設が運航し、運賃の肩代わりする手法もある。住民を街に呼び寄せる効果は大きいはずだ。
1平方キロに4000人が集積すれば都市機能は維持される。
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