Nonsection Radical

撮影と本の空間

肉体関係

2011年02月05日 | Weblog
今日は朝から山仕事に出かけた。
竹やぶを切り崩し土をぶちまける作業だ。
この何十年かは腰が悪い事もあって、できるかぎりの肉体労働は避けてきたのだが、そろそろ最後の鞭を打って肉体にカツを入れねばならないと考えていた。
といっても、弛んだカラダで急に無理をしてもアトが恐いので、ほどほどのスタートである。
暖気運転に気をつける事が出来るようになったのも年の功であろう。

急斜面の竹やぶでクワを振るって土を崩していく。
しかしほとんどは竹の根っこを打ち切る作業だ。
竹やぶの土中には硬い根が縦横に走っていて、土を崩すにはその根っこを掘り起こしていかなければならない。
力一杯クワを振り下ろして7回で根が切れる。
30センチ四方には1本最低根が走っている。
たちまち手がダルくなる。
こういう力仕事はやみくもに力任せでは疲れるだけで、必要な時だけ力を込めればイイのだが、シロートには加減が難しい。

昔はあった手のひらのマメも今ではすっかりなくなり、針先にインクを付けて顕微鏡を見て補修する仕事などしていると、休み明けにはたして細かい作業など出来るのかと頭をよぎったが、今はそれよりも肉体に鞭を打つ事が必要だとクワを握りしめた。
半日仕事をして帰宅後、手のひらを見ると血豆が出来ていた。
手はダルくて力が入らない。
これから週末は春までこの作業を続ける。
カラダが壊れるか、鍛えられるかは微妙な感じだが、弱った精神関係を蘇らせるには肉体関係の強化が必要なのだ。

夕方からギャオで映画「猟奇的な彼女」を観る。
もちろん主演女優に恋をしたのは言うまでもない。
コメント
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