落日のきっかけ

昨夜期限切れになるポイントを使おうとソニーの電子書籍サイトReader Store（リーダーストア）に行き、ダウンロードする”本”をカートに入れて一旦サイトを離れた。
再び訪れて購入しようとしたが、サイトにつながらなくなった。
10時を過ぎていたのだけど、しばらく待ってみたが全然つながる様子はない。
何か情報はないかと検索してみたが特にない。
残り1時間を切ってもつながらない。
ポツポツと同様の話がネットに上がってくる。
結局時間切れになった。
するとリーダーストアにつながるようになった。
当然のようにポイントは消滅していた。
リーダーストアから何も連絡はなかったが、これは先の大雪でのマスコミ報道が週末であったから（と信じている）ほとんどなかったのと同様に、週末であるから関係者がいないという事なのだろう（と信じている）。
今日になって顛末を探ろうと各種投稿サイトをみると、同様なポイント消滅の憂き目にあって怒りの言葉をあらわしている人がたくさんいる事を知った。
ソニーのサイトでは何もなかったかのように普段通りの表示が復活している。
まずいなぁと思う。
一部の人の書き込みでは、連絡をした人にはポイントを復活すると言われた、とある。
まずいなぁと思う。
公式発表がある前にこういう話が一人歩きするのは不公平感が拡がってしまう。

先日リーダーストアが北米から撤退するという報道があり、日本においても存続の危機感を抱いた人が増え、アマゾンのキンドルに乗り換える検討を始めた人も多く、ソニーは存続させるとは言うが、その将来性に不安を感じた矢先にこの”事故”が起きた事でソニーの力の入れ具合が「計り知れる」事になった。
問題はソニーがこのような流れの中で問題をとらえるかであり、単なるいつもの事故のひとつとか、些細な事と考えて対応を誤ると一気に利用者は去ってしまうだろう。
適切な時期に適切な説明と対応を取らなければ、利用者はサービスが悪い、不安だと感じる。
それでも他にはない魅力があるのなら別だが、”巨人”アマゾンが最大勢力を占め、どこも似たような種類の本、サービスをおこなっている現在は、マイナスポイントがあればそこが競争に脱落していく運命にある。
残念ながら現在のところ、その危機感はソニーにはなく、ニュースサイト同様、土日をユックリ休んで、月曜日から対応するのかもしれない。
多くの企業やサービスが消えていった後で、そういえばあの時あんな事があった後はズルズルと・・・という記憶に残る曲がり角の出来事があるものだが、今回の”事故”がそうでないように思いたいな。




南新町の街並み
兵庫県篠山市南新町
撮影 2014年1月6日 月曜日 11時35分