Nonsection Radical

撮影と本の空間

6月15日 月曜 地方都市

2015年06月15日 | Weblog
田舎都市に住んでいると不便な事が多くて困る。
今日は、ビジネスダイアリーが欲しくて、仕事帰りに買おうと思ったのだが、今の時期にビジネスダイアリーなど置いている店など思い浮かばない。
駅前の量販店にはすでになかったはずだし、思いつく本屋にも置いていない。
ハンズも丸善もない。
仕方なくホームセンターに行こうかと思ったけれど、途中で文具の置いてある本屋さんを思い出した。
思い出したが、クルマで行くには帰り道を逸れなくてはならない。
ところが逸れ方がわからない(苦笑)。
自分のいる位置と本屋の位置関係もわからない。
そこで赤信号中にiPodで地図を出して確認。
その後は、赤信号のたびに位置を確認してたどり着いた。
道をすっかり忘れている事にホントにびっくり。
で、行ってみたがビジネスダイアリーはなかった。
仕方なく似たようなメモ帳を購入。
改めて買うにも、品揃えのあるお店など近くにない。
結局休みの日に、また”買い物”遠征に出かけなければならないのだ。
家人に愚痴ると「そんなのは昔からそうだったけど・・」




次郎長通り商店街 2
静岡県静岡市清水区清水町
撮影 2014年12月27日 土曜日 13時45分
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6月14日 日曜 平凡な日曜

2015年06月14日 | Weblog
仕事帰りにちょっと寄り道して、という事が出来なくなったので、休みの日になると必要なものを買いに行かなければならない。
休日に買い物というのは、混雑するし嫌いで仕方なく出かけるのだけど、昨日のような都内に行く事など滅多になくて、ほとんど電車で2,30分のターミナル駅周辺に必要なものだけを求めて行く。
地方都市の常として必要最低限度のものはあるけど、その他のものは見当たらないという日常生活中心の品揃えのお店がほとんどで、当然ウインドウショッピングなどと気の利いた事をしても面白くもなく、それでいて周囲を見渡すとしっかりファミリーサービスとしてのショッピングセンターでのショッピングの一員になっている事に、一人で来たとはいえ、何か不思議な気持ちになった。
これまでショッピングセンターなどに来た事はほとんどなく、欲しいものなど何もない事も分かっているのにもかかわらず、そういう種類のお店しかない状況に置かれると、休日であっても出かけてしまうものなのだ。
そして出かけるとますます興味が薄れ、購買意欲も薄れてしまうのだけど、そういう生活もありかなと思うようにしている。

わずか一月で、足の裏のタコの位置が変わってしまった事に、生活の変化を感じる。



瀬谷銀座商店街 1
神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4丁目
撮影 2014年12月30日 火曜日 10時55分
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6月13日 土曜 ワールド

2015年06月13日 | Weblog
今日は東京・中野まで足を運んでギャラリー冬青で開催中の加納満写真展「Layers of the Past」を見てきた。
開催期間中に関東へ戻ることになってラッキーと思っていた写真展だ。

写真というジャンルは多岐に渡っているけれど、個人的な好みは一枚で独立している写真が好きだ。
独立しているというのは、複数枚の写真である思いを伝える手法の逆という意味で、一枚で見せるのだけれど、写真が写し出す世界が完結しているという意味ではない。
一枚の写真で見せるのだけど、その一枚の写真を見ていると想像の世界が広がっていき、どんどんイメージが繰り広げられ、頭の中では複数のイメージとして認識されるような写真が好き。
簡単に言うと、一枚の写真を見ていると「いいなぁ、いいなぁ」と思いながら妄想がわいてくるようなもの。

そういう妄想を抱かせるような写真が日々並べられていく(開催中に展示写真が増えていく)のが今回の写真展。
前回の写真展の見せ方が「加納満ワールド」であったのなら、今回は「加納満フォトワールド」と言えるかな。
ワールドの方は、会場を加納さんの醸し出す世界観で包み込むものとすると、今回の写真展は、一点一点の写真が加納さんの写真世界をあらわす作品の集まり、簡単に言うと、お気にいりの写真を集めた写真展と言えるのではないか。

写真展というのは、一つのテーマによって会場の構成からセレクト、流れというものを作ることが多いようで、単純にお気に入りの写真を並べるというわけではない(らしい)。
だから時には、一つの写真としてというよりも流れの中で必要な写真群ととらえられる感じのするものがある気がする。
それはそれで一つのカットとして重要なものであるけれど、一つ一つがそれぞれの主張をする写真というのが個人的には好きなのだ。
一枚ずつ写真を見ていくと「どうよ?」と問いかけられているようで、一枚一枚「いやぁん、イイぃ、これぇ」と反応するのが気持ちイイ。
題名のない写真は、一つ一つが加納満さんの写真世界で、見ているとそこから物語が動き出していく。
見る側に拘束される情報は少なく、写真を見ることでしか考えが浮かんでこない世界。
それでその写真が好きなのか、良いと思うか自分で決める世界。
結構厳しい選択を迫られているのかもしれない。

時には、使ったカメラやレンズのことなど気にしないで、写真を写真として見てみたらいかがか。
「どうよ?」と写真が(うしろで仁王立ちする加納さんが)問いかけてきますよ。




五個荘 寺前・鯉通り 1
滋賀県東近江市五個荘金堂町
撮影 2014年12月13日 土曜日 16時05分
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6月12日 金曜 理想を鵜呑みにしない

2015年06月12日 | Weblog
国立競技場の建設で経費激増の”恐れ”ですったもんだしているというニュースを耳にして、今春就職した諸君はどうしているかなぁと思った。
どういうつながりかというと、学生からいざ”会社員”になった諸君は、二言目には学生の”理想”と会社員の”現実”は違うんだと言われ続け、会社社会に馴染めないで悩んでいる人もそろそろ出てきているかと思うけど、一方でその”現実”とは”理想”とはかけ離れた”ていたらく”であることに薄々気がついてもいることに関係する。
理想の組織があって、理想の仕事の仕方があって、完璧な仕事をこなしていくのが会社員の務めであると思われ、言われ、求められているのだけれど、では世界的イベントであるオリンピックを開催するために集まった有能な(たぶん)人々がカンカンガクガクやっている結果(途中経過)が、今になって予算が足りません、計画がずさんです、グチャグチャですというのを、どのように考えればいいのだろうかね。
もし完璧な会社員としてのあり方、経営者としてのあり方、社会のあり方があって、すでに実現されているのであれば、みんなその方法を学べばいいのだし、学んでマスターできるのであれば、書店に有り余るほど各種ノウハウ本が並ぶわけがない。
もちろん、少なくとも大企業、一流企業、高級官僚の世界では、すべて理想通りの業務が行われて、解決されない問題は何も起こらず、そのノウハウは末端の中小零細企業にまで浸透しているはずである。
企業に勤める人々は、常に最高の業務能力を発揮し、それを新人たる若者に効率的に、効果的に、好意的に伝えていけば、新たな会社組織の一員として能力をマスターできるのである。
新人さんは、単純にそのノウハウをマスターすれば、何も悩むこともなく、すでに戦力として頭角を現してくる頃だろう。

ところが”現実”はどうなんだ?
会社はグチャグチャ、仕事の進行もグチャグチャ、教え方もグチャグチャ、まわりは問題だらけ、でいて、完璧な”理想”を常に聞かされ求められる。
それを口にすると、そこで「学生の”理想”と会社員の”現実”は違うんだ」と、意味不明のことを言われる。
そこで悩むんだね。
でも、そこで悩む必要はない。
一流どころの集まったオリンピックスタジアム建設の話でさえ、”あの程度”の仕事ぶりなのだ。
超一流企業と言われれる自動車産業だって、不具合だらけじゃないか。
”現実”は、その程度なのだ。
その程度の”現実”が、”先輩達”の作った組織なのだ。
それはずっとずっと昔から変わらない現実で、いまだかつて誰も理想的な組織など作ったことはないのだ。
空論である理想、理論のあり方を、さもそれが現実にあるかのように語って、先輩達は問題だらけで、解決策も見つからない組織の中で働いているのだ。
その程度が”現実”なのである。
だから経営者が、上司が、ことあるごとに”理想”を口にし、求めているが、ちょっとしたまともな人ならば、それが”現実”ではなく”理想”を語っていることを自覚している。
”現実”がそうでないから、ずっとずっとずっとこれまでも、これからも同じことを繰り返して言っているのだ。
そんなことを理解できずに、自分が「求めらている姿」になれないからと悩むのはバカバカしい。
そんな理想は誰も達成していないし、これからも達成出来やしない。
みんなグチャグチャの問題だらけの中で、それぞれ生きていくだけなのだ。

だからと言って、耳にタコができるお説教、高説、小言をバカにしちゃぁいけない。
その気持ちを持ち続けることで、少しずつだけど社会も会社も人も進歩してきたのだ。
ただその進歩は、言われるほどたいしたものではないのが”現実”なんだけど、”理想”がかかげる”理想”は理想的なもので、間違ったことではなく、正しいことだから忘れちゃダメなありがたい言葉なんだと思って聞いたほうがいいと思う。
でも、やっぱり忘れちゃいけないのは、一流の人間達が最高の頭脳と経験を持ちあっても、やっぱり国立競技場を作ることさえまともに出来ないというのが”現実”なんだということだから。




西国街道 青葉の街並み 1
大阪府三島郡島本町桜井1丁目,青葉1,3丁目
撮影 2014年11月22日 土曜日 13時15分
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6月11日 木曜 あと一日

2015年06月11日 | Weblog
待ち遠しいです。
インターバルを入れて、仕切り直し。
だんだんと疲れもたまってきたし、気持ちに緩みも出る頃だろうし。
でも毎日が新しい発見。
(いつもまでこんなことを言ってられるやら・・・)



千駄ヶ谷1丁目の街並み
東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目
撮影 2014年8月11日 月曜日 17時15分
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