プロ?素人?
肉・エビ・うどん・・・次から次と出てくる「誤表記」。ついに地元「秋田ビューホテル」中国料理店でも発覚した。ホテル側は『チェック機能の甘さから誤表記となった。偽装とは考えていない』とのコメントが新聞に載っていたが、本当に?と首をかしげてしまった。このホテルに限らず当事者のほとんどは「誤表記」だと言い張る始末。故意の「偽装」から誤りの表記と言い換えれば、少しは罪の重さを軽くできると考えたのか。「誤表記」と言い張るなら、プロとしての目がまったくないとしか言いようがない。そうした“素人”が食材を選び調理して商品として売り出していたことにならないか。エビに例えれば、消費者は「シバエビだろうがバナメイエビだろうが、どうせ知らないだろう」と多寡をくくっていたなら、まさに詐欺事件ではないだろうか。
しっぺ返し
運輸会社でも、消費者の信頼を損なう「冷凍・保冷」に関する問題が発覚した。コンプライアンス以前のモラルで、そうした意味からも、信頼を裏切るこうした行為は許されていいはずがない。以前、石油ストーブの欠陥が発見され、その会社は数年にわたって商品の回収をメディアを使って呼びかけた。もちろん不完全燃焼により命にかかわる問題で当然のことだが、命にかかわるとか、かかわらないことかではなく、商売人として常に商品やサービスに責任を持つ姿勢は欠かせない。消費者の信頼を裏切る行為は、かならずしっぺ返しが来ることを覚悟すべきだ。