久しぶりのブログとなりました。お盆中にツィッターをはじめまして、そちらの「つぶやき」に手足をとられたようです。便利だけどもなかなか大変ですが、ブログは続けますので今後ともよろしくお願いします。
さて、8月22・23日金沢市で行われた「生活保護問題議員研修」に参加してきました。63年年ぶりの「改革」を検証し、今後どう対応するか、1日目は実践的な講演が行われました。「生存権」を保障する最後のセーフティネットといわれる制度ですが、NPOもやいの稲葉氏は、「改革」は戦後最大の制度改悪ではないかとして懸念を示されました。生活困窮者自立支援法が成立し、来年4月から本格的に動き出しますが、各自治体ではその対応に躍起となっています。これまで、生活保護めぐって様々な問題が指摘され、申請を抑制する「水際作戦」なども一例です。これが申請の「水際」にも近づけさせない「沖合作戦」への強化も懸念されます。
2日目は、各分科会で集中講座と全体会が行われましたが、市役所で長年保護行政に携わってきた元職員のみなさんの現場実践の経験は、本当に参考になりました。全体では、厚労省の熊木生活困窮者自立支援室長が制度の話しをされましたが、「この制度はいい制度。どうだ!」と言わんばかりの説明にいささか気持ちがげんなりしたのは私だけだったでしょうか? 今後の生活保護制度や支援制度のありかたは、各自治体現場での実践によると考えます。何よりも「生存権」をしっかり守る運動が大切です。