疑問は持たなかったとは?
9日、秋田市議会閉会中の建設委員会で、秋田市上下水道局発注の修繕工事に関わる汚職事件の説明がありました。すでに詳細は新聞報道などでされていますが、「緊急工事」での随意契約で贈収賄が行われ、浄水課の主席主査と業者が逮捕されています。建設委員会では、委員から質問が出されていましたが、そもそも指名に至る経緯がいささかはっきりしない印象をもって傍聴しました。当該の業者を推され、上司が承認して契約に至っていますが、委員会での答弁要旨は、①緊急修繕への対応 ②技術的にも優れている ③何度か工事をしていて状況を熟知している・・とのことで「何も疑問を持っていなかった」とは?この職員は技術職で採用された専門職ですが、しかし他の技術専門職員との検討などを経て、この業者しかできないと判断されたのでしょうか。書類は上に行けばいくほどチェック機能が甘くなってはいなかったか、極めて重要です。コンプライアンス(法令遵守)の徹底と共に、二重三重のチェック体制の整備が求められます。