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三月三日は、うらうらとのどかに照りたる。
桃の花の今咲き始むる。
柳などをかしきこそさらなれ、
それもまだまゆにこもりたるはをかし。
(枕草子 清少納言)
先日届いた野菜の中に、桃の枝が一本、
この歌の紙が一緒に入っていました。
”素直に咲く枝、なかなか咲かない枝、色々ありますが、自然のものです。
何卒ご容赦ください。” との言葉も。
玄関にさした枝のつぼみは、今はなんとなくあやうい感じですが
枝から芽生えてきている小さなつぼみと、新しい緑の小さな葉、
枝はゆっくり、呼吸しています。
うらうらとのどかな桃の節句です。
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