無作為のリスク

ドラッカーが著書の中で無作為のリスクという事を言っています。
無作為のリスクとは物事に対して何も手を打たない、何も行動しない事で生じるリスクです。
リスクを負わない事がかえってリスクになってしまうというのは今までの人生で振り返ってみてもよくある事です。
ドラッガーは行動に付随する「負うべきリスク」、失敗しても致命傷にならない「負えるリスク」、失敗したら致命傷になる「負ってはいけないリスク」と「無作為のリスク」の４つにリスクを性格分けしています。
この中でも最も注意しないといけないのは「無作為のリスク」です。
失敗を恐がりすぎたり、現状維持でいいやという気持ちが「無作為のリスク」を生んで、気が付いたら「負ってはいけないリスク」になってしまっていたなんて事もあると思います。

私自身は自分で起業などのリスクの大きい事もしてますが、実は「石橋を散々たたいておいてやっぱり渡るのを止める」ような慎重というよりも臆病な性格です。
「リスクを取ってでも行動を起こしたい」と本気で思うならやればいいのかななんて思っています。
成功するか失敗するかは運とやり続ける覚悟かなと思ってます。

起業して順調に８周年を迎え、現状維持という「無作為のリスク」から抜け出すのに色々なリスクとチャンスについて考えて悩んでいます。