私はアンパンマンの作者のやなせたかしさんのファンなのですが、やなせさんの初期の絵本作品の「やさしいライオン」が絶版になっていたので中古本を手に入れました。
やなせさんの絵はやさしくてとても癒されます。
やなせさんの作品というのは子供向けでもメッセージがしっかりと込められていて好きです。
「やさしいライオン」では最後やさしいライオンのブルブルが拳銃で撃たれてしまうのですが、やなせさんは子供達にはそういった不条理からもいろいろと考えてもらいたかったそうです。
またアンパンマンは自分の顔を食べさせますが、自分が傷つく事なしに正義は行えないという事を子供たちにメッセージとして伝えているそうです。
ちょっと前ですがネットでアンパンマンのアンパンチが暴力だという事を言っている人達がいて愕然としました。
世の中にはいろいろな人がいるのだなと思うしかないのですが、正しい事を子供たちに伝えていくのにもやはり自分が傷つく事なしには行えないのだなという事そのままです。
小さな子供たちが遊びに来た時に時間があればジムおじさんが絵本を読んであげたいと思います。