さらば、ダローネガ

昨日の新潟の障害ＯＰ戦に出走したダローネガは、直線で先頭に立つものの最後の障害でつまずき、そのまま競争を中止しました。レース後、左前脚の第１指関節開放性脱臼の診断が下され、手を施しようがないとのことで、天に召されることとなりました。

久々のレースでしたが、障害レースに転向しての4戦目、道中は少し行きたがるところもありましたが、全体としては良い感じでレースを進め、4コーナーで逃げる馬をとらえた後はよい手ごたえで直線はどんどん突き放していくかも、と思った直後の悲惨な事故でした。

1口馬主を始めてから2年目に出資した2頭のうちの1頭がダローネガでした。出資した愛馬を初めて目の前で見た阪神競馬場のメイクデビューは同世代で最初の新馬戦でした。そこで後の重賞馬となるエピセアロームをゴール前で差し返し、父であるダイワメジャーのファーストクロップ最初の中央競馬の勝ち馬となったものでした。この時から、のちのダローネガの特徴である勝負根性のすごい馬、ひょっとしたらキレる脚がないところもかもしれませんが、それらを見せつけたものでした。

その後は、1番人気で荒れた新潟競馬場の内枠をひいてしまう新潟2歳Ｓ、出遅れながらも追い込んで2着になるデイリー杯、中山1600ｍで外枠をひいてしまいちょっと足りない朝日杯、賞金的には十分ながらも調子を崩して出られなかったクラシックシーズンなど、あとちょっと運が足りない馬でした。しかし、最後にひと伸びして勝った小倉日経ＯＰやその後も富士Ｓや中京記念で重賞3着と、勝負根性とその持てる力がＯＰ級であることを見せつけたものだったと思います。とはいえ歯車がもう少しうまくかみ合い、重賞を勝つことができていたら、このような最期を遂げることはなかったのだと思うと、無念です。

ここまで、2歳のメイクデビューから約6年間、ハープスターなど他の期待馬たちが活躍していた時期も安定してレースに挑戦してくれ、期待に応えてくれたときも歯がゆい結果だったこともありましたが、その長男坊としてレースに勝つことのうれしさ、歯がゆい結果となることの悔しさ、また、4歳時に腰を痛めて以来、健康に競走馬として走り続けることの難しさを教えてくれたダローネガは偉大だったと思います。晩年は出資馬として初めて障害戦に挑戦し、障害レースの面白さも教えてくれましたが、最後に障害レースの難しさ、危険さも自らの命と引き換えに強く印象づけることとなりました。そこまで教えてくれる必要はなかったんだけど・・・

6年間、楽しませてくれた馬を失うこととなり、無念です。また。ここまで頑張ってくれた馬を最期に死なせてしまうことになったことは申し訳ない気持ちも大きいです。競走馬生を生きたまま終えたとしても、その後の余生が保障されているわけでもないと思いますので、人間のエゴといわれるかもしれませんが、やっぱり無事に引退してほしかったと思います。

まとまりもない文章になってしまいましたが、今思う気持ちを書き綴ってみました。
ダローネガ、本当にこれまでありがとう。これからは天国でゆっくり休んでください。

ダローネガ出走(障害OP)

明日の新潟障害OP戦にダローネガが出走します。騎手はいつもの通り、高田騎手です。

前走は雪が舞って、カメラでも向正面が見えないような状況でした。そこで、一番人気は裏切る形でしたが、3着には踏ん張ってくれました。

今回も、それなりの人気だと思いますし、勝てる可能性も十分にあると思います。

個人的には今年はまだ一勝ですし、ぜひ勝って欲しいと思っています。また、ダローネガ自身も、前走以来大して悪いところがないまま、放牧に出されていた感もありますので、ここで好走して、1ヶ月後の京都ハイジャンプに進めてくれることを期待しています。

オプティマイズ12着

先週の日曜日に出走したオプティマイズは12着に終わりました。

レース自体は、スタートは普通に出て、道中は外枠からそのまま外目をそのまま機嫌よく前につけて追走しているように見えました。
しかし、4コーナーを周るあたりから手応えが怪しくなり、直線では一杯になってずるずる後退してしまいました。

レース後の騎手、調教師のコメントでは砂を嫌がったのではとのことでしたが、それだけではなく、能力的にも厳しいのかなあと思わせられる結果でした。

とりあえず、この後は放牧、おそらくこの後は夏に厩舎に戻って来て、2、3走できるくらいでしょうから、一度芝を試してほしいです。まあ、最後まで諦めることなく、応援したいと思います。

オプティマイズ出走（未勝利戦）

オプティマイズが明日の京都未勝利戦ダート1800ｍに出走します。騎手は初戦の前走に続いて川田騎手。
初戦は内枠で出だしから包まれ、かかってしまったため、大敗してしまいましたが、一走使った今回は今後の競走馬としての今後を占う試金石とないそうです。

期待できる要素として、トップジョッキーの川田騎手が前走の大敗にも関わらず、続けて乗ってくれること。また、今回はレースがしやすい外枠を引くことができましたので、スムーズにレースをできれば、勝ち上がりも期待できると思います。また、今回はこのレースが初戦の馬が3頭、前走に馬券圏内に入った馬が1頭と相手関係にも恵まれています。

とはいえ、オプティマイズ自身も１回走って大敗したことがあるだけ。本音は、なんとか格好だけはつけて、次走の権利を得られるくらいには走ってほしいというというところです。

３歳馬の出資馬３頭のうち勝ち上がったヴィルデローゼが怪我で北海道に帰ってしまったので、オプティマイズには復帰までの間を支える存在になってくれればと思います。
明日は京都競馬場に行って応援してきたいと思います。

ゼルビーノ3着（未勝利戦）

先週の日曜日、福島未勝利戦に出走したゼルビーノは３着でした。

スタートはそれほど悪くないのですが、二の足がつかず、小回りダート戦で勝ちきるには致命傷となりかねない追走の出だしとなりましたが、道中で加藤騎手が外目に出してまくっていき、4コーナーでは先頭に立つほどでした。
さすがに直線では脚がなくなりましたが、何とかねばっての3着でした。今回は、デビュー以来、初めて勝ちきれる可能性のあるレースでしたし、見どころはあったと思います。

ただ、休み明けでしたが、体重は8キロ減。栗東から福島まで長距離輸送でしたが、太めのこと程度で出てほしかった気がします。この後は、続戦で新潟か京都を使うとのこと。現状の力で勝ち上がるには、相手関係に恵まれないと厳しいかもしれませんが、うまいローテとレース選択に期待したいと思います。

まずは、ゆっくり休んで馬体回復に努めてほしいと思います。