申年の梅仕事

友人が言った
申年の梅干し、作らないの？

えーえー、作りましたよ、仰せのとおり・・

なにやら、ご利益があるとか・・
難が去る？とかナントか聞いたものの・・
ええ加減に聞いてるものだから・・トンと覚えておりましぇん・・


岡山から神戸に移動するに当たり
もうダメになるやもしれぬと・・・
相方さんを脅かして？！
出立する朝に、採って来てもらった（拾ってきてもらった？）
梅・・・もう既に黄色くなってはいたけれど・・
おまけとして、自然落下の桃もチョコンと置いてくれてあった・・

わたしが
口を酸っぱくして言うもんだから・・
捨てちゃだめよ・・スモモの代わりに使うから？！って・・

それを
バケツに入れてそのまんま神戸に移動

途中
瓶と氷砂糖と今回は
ブランデーと心に決めていたので？
探し探し買い求め

夕方
家に辿りついて、ひと段落がついてから
オモムロニ・・・梅仕事・・

スモモと3種類
よほど・・・疲れていたのか・・
今までで一番多めの、氷砂糖を入れて
最後に
ブランデーをトポトポトポ・・と入れて
できあがり！


これは
こっちに置いておこう・・

売ってたスモモだけが
やけに綺麗で目立ちます
我が家の桃と、梅ときたら、そばかすだらけ・・

いいの、いいの
本には傷のついたのなんて・・入れちゃぁいけないってあるけれど・・
私のレシピにゃありません・・

売り物でもなし
お楽しみだもの・・家に有るものでできる・・
（買わないといけないものの方が・・・多いけれどね・・）



帰って直ぐに
窓を開け放ってあるので
今も、風が心地よく吹いています
家の中を走り抜けて
お風呂上りの身体を冷ましてくれます


この神戸の家は
お義母さんと
当時まだ幼稚園に上がる前の長男、年長さんであった長女と
夏の暑い最中探して探した物件です

相方さんが仕事に行ってる間
あちこちと、予算と家族構成、諸々の条件に合うものを・・
暑い最中、座ったフローリングのリビングに
サァ――――と吹いた涼しい風・・・
長い間
クーラーなどとは無縁の家でした
お産で里帰り・・となった時に
付けはしましたが、それ以来滅多に使うこともなく
（いつも良い風が入るので使わない）
素敵な家です


お義母さんが気に入り
条件にも合い
強いて言えば・・・相方さんの職場から遠くなりはしましたが・・・
以前の住居からみれば
倍近くの広さ・・ちょっと言い過ぎ？

幼稚園も上の学校も近く
緑の多い公園も有り
それに
海が見え、淡路島が遠くに浮かんでいます

ただ
その頃は、まだ交通の便があまり良くはなく
JR、地下鉄に出るためのバス停までの歩きが必要でした・・


今では
それぞれの駅に出るのも便利になりました
都心への直通バスまでできて
それはそれは、暮らしやすくなったものです

歩いて行ける範囲で
お医者さんも結構有って、高齢者も安心
コープの戸配、グループ購入もあり
独り住まいでも・・

ただ
縦長長屋なものなので・・お庭や畑はありません

好きな野菜もお花も作れません
ベランダで作ったことはありますが・・こぼれ種から芽はでません

一長一短ですね・・

クローバーやドクダミが増える様を喜べはしない
そのかわり
老後の生活の不安はない・・




今日はまるで
真夏のように暑い日だったので
お義母さんと歩き回ったあの日のことが
次から次に浮かんできたのでしょうか・・