今、東武池袋店でちょっと変わった企画のイベントが行われている。この食料危機の時代にふさわしい「チャレンジメニューフェア」というイベントで、食料の新たな可能性を模索する企画となっていた。
このイベントの内容を見た時、「脱小麦」という大きな問題意識を感じずにはいられなかった。小麦ではなく米をラーメンの麺にすることができたら、日本の農業もますます活気つくだろう。「国産国消」になるので、お金が海外に流出せず、国内でお金が回るようになる(国際貿易はとにかくコストがかかるし、環境に与える影響も強い)
そんな中、龍の家@池袋では、東京家政大学の学生(栄養学)とのコラボで、米粉を使った麺を使用した濃厚味噌ラーメンを産み出したのだ。その名も「米・味噌ラーメン」(800円)だ。
*米粉を使うアイデアは武蔵の山田さんがいち早く見つけ出した。米の麺というとフォーしか浮かばなかったが、米をラーメンの麺にしちゃおうっていう発想はさすがだ。
米に味噌、それってまそのまま日本人の食卓じゃないか!
このラーメンには、今後の食料危機を考えてか、チャーシューもメンマもない。挽き肉とチンゲン菜は入っている。ラー油もたっぷり入っている。肉味噌タンタンメンだな、これは。決して薄くはなくて、結構濃い味になっている。豚骨っぽさはほとんど感じなかったけど、使っているのかな??
しかし、なんといっても、ここの麺には驚いた。普通の小麦粉麺と何の遜色もないもちもち麺であったのだ。これには参った。前に二天@池袋で米粉麺を食べたことがあったが、それ以上に麺っぽい麺だった! これだけの麺であれば、もう小麦の力を借りずともやっていけるんじゃないか、と妄想することさえ出来た。素晴らしい!
味噌スープはかなり濃い目かな。濃くて、辛くて、重たい。かなり刺激的なラーメンになっている。 企画もののラーメンとしてはなかなかのクオリティだったと思う。スープはちと?!って感じだが、この麺は味わう価値のあるものだと思う。「脱小麦」をホンキで感じさせてくれる新しい麺だ。
この米粉のラーメンは、今月末までの提供です!