8月末。
お仕事でまたまた、青梅方面に向かいました。
青梅方面に向かうお仕事は、やはりエキサイティング!(ラーメン的に)
立川から奥多摩に向かう「青梅線」の沿線には、素敵なラーメン店がずらり。
らんちばさんの所属する(?)livedoor内で人気のブログ「ZATSUのラーメン」もまた、
この青梅線エリアを網羅するブログになっています。
…
今回は、最初から「行くべきお店」を決めて行きました。
前回、とても気になりつつ、営業時間との兼ね合いで行けなかったお店。
「元祖オロチョンラーメン」を掲げる知る人ぞ知る名店、
元祖オロチョンラーメン本店 孫六
であります!!\(^o^)/
孫六と言えば、我が永遠の師匠の名も「孫六先生」だわ。
元祖のオロチョンラーメンと聞いたら、行かぬわけには行かぬ、です。
場所は、福生駅から徒歩で15分くらいかな。
一応、バスも出ています。頻度もそこそこあったか、と。
お店に着くと、「元祖オロチョンラーメン本店」の文字がすぐに見えます。
長年、スタミナ~オロチョン系のラーメンを愛してきた僕。
遂に、オロチョンラーメンの元祖のお店にやってきたわけです(;;)
店内は、改築したようで、とても綺麗ですっきりしていました。
メニュー表は、昔のままみたいです。
こういうメニュー板、しみじみいいですよね。
「老舗の名店に来たぞー!」って気分になります。
また、メニュー表の隣には、ちゃんと解説文もありました。
なるほどー。
ここに、店主さんのこだわりがしっかり明記されていますね。
沢山の唐辛子を使いつつ、香りだけを残して辛味だけを下げる、と。
唐辛子の辛さを取り除いて、その香り・美味しさだけを残したスープ。
このオロチョンラーメンのこだわりについては、後ほど述べるとしまして。
オロチョンは、アイヌ語で「勇敢」「勇者」「火(祭り)」という意味をもつそうです。
火=燃える=辛い=唐辛子、って感じかな??
(ただ、"orochon"で調べると、内モンゴル付近の「オロチョン族」が出てくるんです)
なぜアイヌ語が使われたのか、なぜオロチョンだったのか、それは後ほど♪
こちらのお店のツートップは、こちら。
オロチョンラーメン(700円)
&
スーパーオロチョンラーメン(700円)
です!!
なんか、マリオブラザーズとスーパーマリオブラザーズみたい(苦笑)
僕の心の中では、「スーパオロチョンラーメン」一本のみ!!
その他、白湯スープで作る「特製ラーメン」(焦がしニンニク入りタンメン風)もありますね。
いや~、、、魅惑的だ、、、魅惑のお店だ、、、。
オロチョンラーメンは、「中辛」で、
スーパーオロチョンラーメンが、「大辛」とされています。
が、上述したように、辛さはそれほどでもない、とのこと。
(しかし、辛さって、主観的に感じる要素が強いからなぁ、、、どうなんだろ)
…
そして、しばし待ちまして、、、
ジャジャーン!!!
来ました来ました!
こちらが、福生、孫六の元祖オロチョンラーメンこと、
スーパーオロチョンラーメン
であります\(^o^)/
これは、もうすごい圧倒的なヴィジュアルだ…。
一瞬見ただけで「只ならぬラーメン」だ、と分かります。
オーラ(アウラ)のあるラーメンに出会えた時の感動が、、、
…
千葉からここに食べに来ました!と伝えたせいか、
チャーシューを数枚、サービスしてくれました(;;)
この店主さんとのやり取りがなんか「昭和」でいいなぁ…って。
zoom up!!
こちらのオロチョンラーメン、
基本的には、韓国料理の「カルビクッパ」をイメージしたものなんですって。
カルビクッパも、辛いけど、辛さよりも美味しさが際立ちますよね!?
あと、あまりしょっぱくないのも、このラーメンの特徴かも。
赤くて辛そうに見えるけど、わりと味自体は穏やか、というか…
そういうイメージのラーメンでした。
画像ではよく分からないですが、キャベツがいっぱい入っていました。
(もやしだと定番ですが、キャベツとなると珍しいですよね)
スープのベースは、なんと「牛テール」なんですって。
つまり、牛骨スープ+辛味調味料になっているというのです。
僕の感想としては、わりとコクがあるんだけど、重たいスープではないなぁ、と。
で、辛いんだけど、それほど辛くない(辛味は消している)。
まさに、「絶妙の辛味と旨みがほとばしる赤いラーメン」、って感じ!?
(でも、赤まろラーメン翔さんの赤いラーメンとは全くの別物!)
これは、クセになる、、、
麺は、こんな感じです。
うん、ほっとする麺だ、、、(;´・ω・)
細くて縮れた食べやすいオーソドックスな縮れ麺。
麺の量も適量で、程よくお腹いっぱいになりました。
見た目ほどには、スープも麺もヘビーさがなくて、「ほどほど」のど真ん中でした。
チャーシューはこんな感じです。
豚ばら肉で、脂身も入っていて、柔らかくて、いい感じでした。
さすがは、この道40年以上のベテラン店主さん。
このチャーシューなら、もう毎日でも食べていたい、、、。
理想の「クラシック・チャーシュー」でありました。
メンマ、キクラゲも入っていて、最後まで楽しめました。
あと、通常の器よりも平べったい器だったのが、印象的でした。
上記したように、それほど辛くないスープでした。
「もっと辛いのが食べたいよー!」っていう人には、卓上唐辛子を。。。
この唐辛子をお好みでスープに加えることができます。
スーパーオロチョンを更にスーパースーパーに変えることもできるんです。
僕は(これをぶっかけたい衝動はあったんですが)抑制しました。
せっかくの美味しい元祖オロチョンラーメンなので、そのままを楽しみました。
それから、もう一つ。
どうしても気になったのが、
肉玉丼(200円)
です!!
たった200円のミニ丼、これは見過ごすわけにはいかない!!
そういえば、同じ福生の「けんけんラーメン」にも「肉玉子丼」があったな。
あまり、ラーメン店でこういう「肉玉丼」って見ない気がするんだけど、、、
ジャーン!
こちらが、孫六オリジナルの「肉玉丼」であります!
これで、200円なんて信じられない!!(これでご飯少な目!)
卵もニ・三個は使っているのでは??(;´・ω・)
チャーシューと玉ねぎと卵で使ったミニ丼。
もう、これが失神ものの美味しさでありまして、、、
この「福生」に、千葉から引っ越したくなる気持ちになりました(苦笑)
たった200円のキセキ、ですよ!!
***
というわけで、、、
念願・悲願の「元祖オロチョンラーメン本店」のレポでした!!
ここに来られて本当によかった!!!
最高に素敵なお店でした。
僕の理想となる老舗の名店!って感じでした。
こちらが、孫六の店主さんです!!
僕の亡き父と同じ75歳!!(;;)
しかも、ラーメンの聖地、山形県の【新庄】出身!!
新庄のラーメン店についても、盛り上がりました。
僕が惚れた「一茶庵本店」のラーメンも知っていました\(^o^)/
あまりにも素敵な方だったので、写真をお願いしました。
(お父さんと同い年ということで、少し感極まりました)
…
聞けば、なんとあの新宿の「利しり」の店主さんに味を教えたのがこちらの店主さん。
はるか昔、40年ほど前に、こちらの店主さんがオロチョンラーメンの「原型」を作っていて、
それを、利しりの店主さんに教えたんですって。
その頃はまだ「名前」がなかったみたいです。
その後、利しりの創業者が「オロチョンラーメン」と命名して、広まったんだとか。
利しりの創業者が北海道(アイヌ地域)に関係が深かったようで、、、
それで、「勇者」という意味のオロチョンを付けて、販売したら大ヒット。
でも、そのオロチョンラーメンを「考案」したのは、こちらの店主さんらしく…。
なので、命名者は利しりの創業者なのですが、その味を生み出したのはこちらの店主さん、と。
味のベースを作ったのがこちらの店主さんだから、「元祖店」なんだ、と。
なるほどね~\(^o^)/
最後に…。
こちらのお店は、昼営業のみで日曜日が定休日!
何気に、ハードルの高いお店です!!
でも、是非、本家本元のオロチョンラーメン、食べて頂きたいですねー。
僕も、雨の中、こちらに来られて、本当に嬉しかったです。
店主さんも、千葉からの来客に喜んでくださり、、、
最後には、「駅まで(車で)送っていくよ」と仰ってくれました。
(でも、申し訳ないので、お断りいたしました)
どこまでも、人間的、昭和的、アットホームな感じでした。
こういう「人情味のあるお店」に、もっともっと行きたいなぁって思いました。
また、機会があったら、是非是非来たいと思います。
次は、是非、「孫六特製ラーメン」を食べたいな!!!