千葉中央~パルコ周辺は、現在ラーメン店が続々誕生しつつあります。
この数年でどれだけの新店が登場したことでしょうか?!
しかし、千葉中央は数こそ多いのですが、なかなか凄いお店が現れません。
ラーメン情勢も、なりたけと一風堂の二人勝ち状態が続いており、
その構図も翻ってはいません。
新店状況を見ても、一般人向けなのかフリーク向けなのか分からないお店が多いです。
一般人向けとなるなら、なりたけ、一風堂を凌ぐほどのお店でないと・・・
でも、そのハードルは限りなく高いといわざるを得ないでしょう。
また、一蘭や大黒屋本舗などもありますし、よほどのことがないと・・・
とはいえ、新店を見る限り、フリーク向けにもなってはいません。
多くの新店のレポを色々読む限り、フリークの方々からは厳しい意見ばかり・・・
フリーク向けのお店を目指すなら、それはそれで相当な覚悟が必要です。
現在のところ、千葉中央界隈にはそういうお店はまだ登場していません。
(新店のなかでは、ですけど)
つまり、千葉中央界隈には、続々と新店が登場してはいる。
けれど、一般人向けでもフリーク向けでもないお店が多く、
かなりの苦戦が強いられているのではないでしょうか?!
ゆえに、閉店してしまったり、ネームを変えたり、といった現象も起きています。
そういう意味では、千葉中央もようやく他の都市と並んで、
ラーメン激戦区になりつつあるのかもしれません。。。
その中で、孤軍奮闘しているのが、「粋や(いなせや)」です。
粋やは、断言してしまいますが、フリーク向けのお店だと思います。
企業系でも、フランチャイズでもなく、個人で頑張る実力店だと思います。
方向性や理念がしっかりあるので、一般人向けではないか、と。
(もちろん一般の人が食べても満足させられる力はあると思いますが、、、)
なので、僕的には、このお店は次世代の千葉を代表するお店になるのかな、と。
それは、僕だけじゃなく、多くのフリークや店主さんたちも認めていることかと思われます。
それゆえに、期待も大きいし、プレッシャーも大きいかと思われますが、、、
いろいろと薀蓄をたれてしまいました(汗)
今回は、開店時以来、超久々、二度目の訪問となります。
で、今回は、つけ麺を注文しました。
見てすぐわかりますが、超濃厚スープです。
茶色いというか、もう黒ずんでいます。どろどろです。
千葉中央のみならず、千葉市内でもかなり濃いスープじゃないでしょうか。
のりの上に魚粉、、、というのはありません。
このお店では、魚粉に頼ることをしていません。
No魚粉を謳っています。ここは、このお店のこだわりなのでしょう。
しかし、スープを飲むと、ドロ系の濃厚豚骨魚介の味がします。
魚だしは使われているようです。味的には、まさに「またお前もか系」ではあります。
が、それだけじゃない「何か」がこのスープにはあります。
スープはかなり攻撃的なのですが、結構優しくてマイルドなんです。
もちろん動物系スープのダシの取り方が丁寧だということもあるんでしょうけど、
それだけじゃないんです(そのはずです、、、)
POSTまたお前もか系の可能性を感じるマニアックなつけ麺かと思われます☆
でも、食べた印象としては、やはり「またお前もか系」の色が強いですかね。
マイナーチェンジの域を超え出ていないようにも思います。
粋やにしかない、粋やでしか食べられないつけ麺かと問われると・・・
美味しいつけ麺であることには変わりないし、
この周辺のつけ麺としては、かなり圧倒的に旨いことは間違いないです。
が、その一歩先、FROM千葉のつけ麺になるかどうかと問われると、、、
今後は、まさにFROM千葉のつけ麺が強く求められてくると思います。
現時点では、まだTO千葉のつけ麺(外から千葉にもってきたつけ麺)です。
千葉市内には、中央から離れれば、FROM千葉のラーメン・つけ麺が、
色んなところにあります。凄いお店がいっぱいあります。
その凄いお店と対等にぶつかるためにも、まだまだ研究が必要かと思われます。
(言われるまでもないかと思われますが、、、)
周辺の超実力店を抑え、中央に人を集めるお店になれるかどうか。
まさに、ポイントはここにあると思います。
ラーメン界には答えはありません。勝者も決まっていません。
だからこそ、粋やには頑張ってもらいたいのです。
店主さんはまだ若き20代だと聞きます。
次世代の千葉ラーメン界を牽引するお店になれるかどうか。
現在、千葉で活躍している店主さんは30代~40代です。
20代の若きラーメン店主として輝いてほしいと願います。