千葉房総のラーメンフリークのぶるっくさんから、御宿に新店が登場したとの情報を受け、(たまたまですが)来てしまいました。らんちばさんと行こうねと話していたのですが、出し抜けしてしまいました(^^; すみませんm(__)m
それが、こちらの『らーめんだいこく』です。先週オープンしたばかりの新店です! 場所は御宿。国道沿いにあります。
寿司屋か小料理屋の居抜きっぽい感じで、なかなか面白いです。寿司ネタを入れるケースに麺が入っているのは斬新でした(笑)。
メニューは、なかなか凝ってますよ。鶏白湯系と清湯系に分けているのもユニークです。ご年配の店主さんですが、これはいったい…。今回は、清湯の醤油らーめんと、鶏白湯塩らーめんを頂きました。
超フリーク的には、清湯の醤油らーめんが気に入りましたね。
いや、なんてことない感じの昔ながらの醤油ラーメンなんですよ。表面的には。多分、普通に食べたら、普通のラーメンだと思いますね。ですが、じっくり味わうと、このスープ、かなり深い味わいなんです。シンプルなのに、どこまでも深淵なんです。これにはビビりました。特に何か突出した食材が入っているわけではなさそう。当たり前のことを徹底的に当たり前にやった味わい、というべきか。
店主さんは一体何者?!と、思いました。聞いて納得しましたよ。店主さん、相当のラーメンフリークさんでした。っていうか、フリークの大先輩でした。なんと、70年代~80年代に食べ歩きをされていた筋金入りの元祖ラーメンフリークさんだったのです。丸福、春木屋、つまりは荻窪ラーメンがお好きだったそうです。これを聞いて、俄然、納得が行きました。昔ながらの名店の味が、店主さんの理想形なんですね。シンプルで深い味。まさに、ラーメン界のビートルズインスパイアとでも言うべきか。
麺も、昔ながらさながらで、食べやすく、違和感のない安心の麺でした。
メンマはちょっと残念かな。今後、メンマにも力を入れてもらいたいです。メンマって、工夫しないと、特徴的な匂いを放ちますからね。チャーシューは豚バラロールで、程よい感じでした。煮玉子もデフォルトで乗っていますが、極めて普通でした。サービスですね、これは。これで、580円なら素晴らしいかな、と思います。
さて、鶏白湯塩ラーメン。
こちらは打ってかわって、白濁濃厚ラーメンになっています。鶏皮と豚骨を両方使用していました。程よい鶏白湯ラーメンという感じでした。これなら、ドロドロした鶏白湯が嫌いな人でも行けますね。こちらも、抑えに抑えた感じのラーメンになっていました。また、ちょっとジャンクさがありましたが、チー油ゆえでしょう。控えめながら、力強いラーメンになっていました。変にしょっぱくもなく、バランスのよいやさしいこってりラーメンでした。