超久々の勝浦エリアのラーメンめぐり、
この日最後に訪れたのは、僕的には二度目となります、
えびね
でした!
この「えびね」が創業した2012年7月以来の再訪となります。
8年前か…。僕がまだ37歳になったばかり時だ…(;;)
この時は、えびねで「勝浦タンタンメン」が食べられなかったんですよね。
オープン日の初日だけ勝タンは出たものの、一度引き下げられて、、、
その後、しっかりとした形で「勝浦タンタンメン」が出るようになったお店です。
現在は、「勝浦タンタンメン船団」の一員として、勝タン文化を守っているようです。
なので、ここで勝浦タンタンメンを食べるのは初めてです。
えびねは、勝タン提供店の中では「後発組」だと思います。
しかし、どうも、この「えびね」、すこぶる評判がよいのです。色んなところで、「えびねの勝タンはウマい!」という噂を聞いてきました。
勝浦の老舗店を色々まわってきた僕としては、「!?!?」って感じで、半信半疑でした。
江ざわ、こだま、はらだ、松野屋、欅、明月園…
他にも数えきれないくらいの名店がずらりとそろっているんです。
なのに、聞こえてくるのは、「えびねの勝タンはウマい」ばかり…(というと、やや大げさですが、そんな感じがしています)
前回来た時は、ラーメン、チャーシューメンなどがあっただけでした。
でも、今は、しっかり「勝浦タンタンメン」「チャーシュータンタンメン」等が揃っています。
それだけではございません!!!
ご覧ください!!!
激辛勝タンレッドゾーン
と、
汁なし勝タンドライ
です!!
更に、超激辛の「オーバーヒート」に、超激辛汁なしの「ウルトラドライ」…
ネーミングセンスが最高過ぎます\(-o-)/
僕的には、「ドライ」な汁なしに惹かれました。
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
まずは、、、
勝浦タンタンメン(750円)
です!!
なんか、久々に、勝浦で勝浦タンタンメンを見た!!苦笑
最後に勝タンを食べたのって、2012年10月だったんだ…(;'∀')
過ぎる時の流れが早すぎる…
8年ぶりの勝タンなんで、もう、めっちゃ新鮮ですよ\(^o^)/
ここの勝タン、見た目的にもかなり洗練されています。
言うなれば、「上級勝タン」!?…
zoom up!
見てください、この圧巻のスープ、ヴィジュアル!
ラー油入りの赤いスープの中に混ざっているのは、背脂?!?!
玉ねぎも、みじん切りじゃなくて、スライス!?
それに、ニラ!?!?、、、
ニンニクの風味も結構強め!?!ですかね。
かなりパワフルでジャンクでエモーショナルな勝タンですよ、、、
ニンニク背脂ラー油醤油スタミナラーメン風勝浦タンタンメン!?
この勝タン、辛いんですが、辛いだけじゃなくて旨いです。
単純に「クセ」になる味わい。完成度が高くて、美味しさで引き寄せられる感じがします。
麺は、こんな感じです。
勝タン老舗店の麺って、わりと昔ながらの柔らかい中華麺なんですけど、ここのは、わりとハードといいますか、噛み応えがあるといいますか、なかなかいい麺を使っているなぁという印象でした。
それほど奇抜ではないですが、しっかりとした噛みごたえのあるしなやかな麺になっていました。
…
で、驚愕だったのが、こちら、、、
汁なし勝タンドライDRY
です!!
ヴィジュアルもかなり圧巻ですが、感動なのはスープが付いていることです!!
僕は、汁なし系やまぜそばや油そば、それ自体、嫌いではないのですが、率先して食べたいとは思いません。なぜならば、「スープ」がないからです。
中華屋とかの丼ものには決まってスープも出るのですが、ラーメン店の汁なし/まぜそば/油そばには、ほとんどスープが付きません。スープが肝心要のラーメン店なのに、です。(どうしても、「手を抜いてんじゃないの?」と思ってしまいます)
スープが付く汁なし/まぜそば/油そばなら自ら進んで食べたい気持ちになりますが、そういうケースは稀で、なので、ほとんど食べません。
ですが、ここ、えびねの汁なし勝タンには、スープが付いていたのです!!
これはとてもとても素晴らしいことです。特記すべきことです!!
このスープを飲んで、えびねの基本のスープの美味しさを確信しました。
でっかい寸胴が厨房にそびえ立っているんですが、そのスープでしょう。
勝タンのベースにもなっているスープだと思われます。
このスープと一緒に、汁なし勝タンを食べられる幸せは、言葉では言い表せません。
見た目だって、つけ麺みたいで、華やかでいいじゃないですか!!
(どうして、汁なし/まぜそば/油そばには、こんな風にスープが付かないんですかね。食べ手もどうしてスープを要求しないんですかね??? 謎…)
麺は、上の勝タンと同じかな??
やっぱりしっかりとしたタフな麺であります。
オールド系勝タンの麺って、それこそ昔の中華麺そのものだったと思います。
後発組のえびねだからこそのこの麺、とも言えるかもしれません。
汁なしなので、混ぜ混ぜします!!
こんな感じになりました!!
あとは喰らうのみ!!!
勝タンなので、基本的には辛い汁なし麺であります。
やっぱりニンニクの味とラー油の味が強くて、ジャンクで、ぐいぐい迫ってきます。
この味わいは、間違いなく「G系勝浦汁なしタンタンメン」と言えましょう。
これまでの勝タンの伝統や歴史をしっかり踏襲しつつ、巷で人気のG系の要素を加えたえびねオリジナルの汁なし勝浦タンタンメン。
ドライでも十分に美味しいですが、こうなると、スーパードライ、ウルトラドライが気になってきますし、また激辛勝タンレッドゾーンも気になるところです!!
卓上のラー油を入れると、また味がより勝タンらしくなっていきます。
全体的に、辛さは「標準レベル」だったかなぁ、、、
デフォの辛さは、わりとやさしめだった気がします。
***
というわけで、、、
8年ぶり、勝タンは初となる「えびね」の実食レポでした。
店主さんともゆっくりお話できました。
強面の店主さんですが、実は県の職員さんだったんですって!!(ビックリ!)
ってことは、安定の公務員を辞めて、この飲食界に飛び込んできたということ!?
どこかで修業したわけではなく、独学でこの味に辿り着いたというのも、なかなか素敵だなぁと思いました。
かつて90年代のラーメン店主さんたちは「独学」で、新たなラーメンの世界を切り拓きました。00年代以降は、その90年代に成功したラーメン店で修業(!?)をし、そのお店の「系統店」として、人気を博するお店が増えました。
なんか、「独学」という言葉がとても新鮮に響きました。
こういうのもなんかいいですよね!!
お店の前はこんな感じです。
勝浦市内からは少し離れますが、ほっこりするロード沿いのお店です。
久々に「ラーメンの旅」をしている気分になりました。
ああ、また「ラーメンの旅」がしたい、、、(;;)
まだ行ったことのない、日本のどこか、ローカルな場所へ、、、。
今年は、どこか遠くに行けるんでしょうか!?…
遠くへ行きたいなぁ、、、