Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

麺酒場まがり@南行徳 濃厚無化調のさらり海老風鶏豚骨?!

お台場から千葉に戻る途中に、らんちばさんと南行徳に向かった。
目的は、昨年登場した新店「まがり」だ!

まがりとは、とてもユニークな名前だ。
南行徳のお店をオープンする前、
別の場所(葛西)のカフェバーで間借りして
お昼間onlyでラーメンを作っていたのだ。
その名が印象的で、僕もたしかに記憶している。
間借りから自分のお店を開業したわけだが、
名前はそのまま「まがり」にしたようだ。

場所は南行徳駅から徒歩5分くらい。
ラーメンフリーク的にはかつての松信があった場所といえば分かるかな。
駅前の住宅街の一角にあるお店で、いわゆる路地裏系?
人通りが少ないので、一見さんがなかなか見込めなさそう。

お店は今風のオシャレな感じで、椅子が素敵だった。
若干うるさかったが、イマドキのBGMが流れていて、
若い店主さんが綺麗な格好でラーメンを作っていた。
お店のレイアウトはレトロなんだけど、若者向けって感じだった。

メインのラーメンを注文☆

出てきたラーメンは見た目、かなり濃厚そう。
茶色いスープで動物系醤油スープだとすぐにわかる。
ここでは「鶏豚骨」と説明されているが、
文字通り、鶏と豚をぐつぐつ煮込んだスープなんだろう。

それに海老油が入り、味にインパクトを与えている。
海老風味の濃厚鶏豚骨ラーメン、と言ったところか。
創意工夫をしようとする店主さんの感情が伝わってくる。

が、正直言って、あまり美味しく感じないのだ。
(まずいとは思わない。ただ「美味しい」と思えないのだ!)
海老ラーメン愛好家の僕でさえ、海老の風味が邪魔に感じた。
海老とここの「鶏豚骨」のバランスがあんまり良くないのかな。。

濃厚なのかあっさりなのかもよくわからなかった。
濃いわりには濃度が足りず、あっさりのわりにはぎっとりしてて。
スープも色々入れ過ぎていて、ごちゃごちゃした印象が残った。

さらに岩のりまで入り込むと、味の統一性がますます崩れていく。
配合、バランスをもう一度練り直した方がよいのでは?と思った。

メンマの代わりにエリンギを使うのは大いに結構だけど、
まずは麺とスープが先決。麺はそれなりなので、スープが問題だ。
見た目にこだわりたい気持ちは分かるが、
まずは基本的な技術、基本的な味を仕上げなければ。

V系バンドも同じだな。まずは演奏力。まずは音作り。
それがなくて化粧をいくらしても、ファンはつきませんからね。
特にV系ファンはみんな耳が肥えてますからね。
最初にファンになるのはいつでも「先物好きなフリーク」ですからね。
V系もラーメンも・・・


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