ラーメンフリークの間では、何かと話題のイベントです。
(よい話題のみならず・・・いろいろと、です)
フジテレビ企画、石神さんプロデュースという話題性のわりには、
それ以前のラーメン・つけ麺のイベントほどの盛り上がりは見せていない様子。
実際、↑の写真のとおりで、あまり人が集まっていませんでした。
行列するお店もなくて、ラーメン愛好家としては寂しかったです。
参加しているお店自体はそんなに悪くないんです。
実際、有名店の店主さんが自ら作ってますし、
味もイベントの水準を超えているお店が多いのです。
第一弾のBee Hiveの店主さんは自分のお店を閉めてまで、
このイベントに参加していました。
石神プロデュース、超有名店参加、
有名店「店主」参加、場所はお台場・・・云々
もっと人が集まってしかるべきだと思うのですが・・・
ま、僕みたいな「極度の行列大嫌い人間」にとっては、
とても助かる、ありがたいことではあるんです。
実際、行列のあるお店は一軒もありませんでした。
食券を買って、そのまますぐに食べられました。
イベントに参加している店主さんが少し可哀想にも思えました。
(まぁ、とはいえ、大人社会なのですべて自己責任なんですけど)
今回のこのイベントを実際に見てみると、
やはり「立地的、場所的な問題」が大きく作用しているようでした。
お台場という場所、そしてビル風が吹き抜ける野外、
これが今回のイベントを極めて難しくしていました。
今日のお台場はそれなりによい天気でした。
が、このPARKの一帯だけ、異様に寒いのです。
この一帯だけ、ものすごい風が吹いているのです。
ちょっと離れたら、温かくて穏やかな陽気に包まれていました。
こういう悪環境の中で、わざわざお台場まで来て、
ラーメンを食べたい、という人はなかなかいないことでしょう。
特にフリークたちはネットをしっかりと見ているので、
最初にいったフリークが悪く書くと、みんな行かなくなる。
ネット連鎖は想像を絶するほどに早いものです。
(しかも2009年度、こうした大イベントは今回で3度目。
この手のイベント自体が飽きられている可能性も高い)
それに、ラーメンを好んで食べる人って、
そのほとんどが学び盛り、働き盛りの普通の男性たちです。
食欲旺盛な学生や、ある程度成熟した社会人男性です。
そんな男性がお台場にどれだけいるでしょうか?!
見渡す限り、若い修学旅行生や若いカップルしかいませんでした。
いわゆる学生やサラリーマンは誰一人歩いていませんでした。
(*ラーメンフリークの男性君子は除きます)
基本的にラーメンは体育会系男子、ガテン系成人男子の食べ物だ。
そういう男性がお台場にどれだけいるのか?どれだけ来るのか?
その点ではんつさんの中山競馬場イベントは大当たりだった。
僕は石神さんのファンであり、自称石神チルドレンなので、
このイベントについて変に批判したり、ののしったりはしません。
むしろ今回のイベントで石神さんのイメージが悪くなることを懸念します。
(石神さんは「お店の選出のみ」の参加と信じています、、、)
店主さんもみな頑張っておられたし、
石神さんだってお店の選出に相当頭を悩ませたことでしょう。
こうしたみなさんの努力がしっかりと報われてほしいと願います。
***
僕個人的には、やはりこういうイベントは居心地が悪かったです。
落ち着かないっていうか、のんびり食べられないっていうか。
(外は外でも春や秋ならOKかもしれないけど、、、)
お祭りや花火大会や盆踊りも全部居心地が悪い人間なんで。
でも、今回行ったおかげでますます自分の立場が明確になりました。
僕は日々同じ場所でラーメンを作るお店やその店主さんを追います。
真面目でしっかりと美味しいラーメンを作る店主さんを応援します。
マスコミやメディアの影響は受けると思いますが、
あまりそういうメディアの情報にひっぱられないように留意します。
2010年はもっともっとマニアックにラーメン店を探していきます。
近年、ラーメンをとりまく情報が多すぎます。
評論家の数も増えすぎましたし、ラーメン本も出版されすぎです。
ラーメンがファッション化されていて、タレント化されています。
毎年毎年流行を作る必要性はどこにもないし、
「今年はこれが流行る」と言って流行るものでもありません。
石神さんは僕の羅針盤のような存在ですが、
それでも「絶対」ではないし、「神」でもありません。
尊敬する先輩であり、人間的に魅力を感じる人です。
けれど、僕は僕です。
僕なりのラーメン道を歩めばいいわけです。
僕の使命は、自分が本当にいいと思えるラーメン店を、
しっかりと自分のBLOGで紹介すること。
何の損得もなく、何の利害もないところで、
純粋によいラーメンを見つけ、紹介することです。
それをしっかりと念頭に置いて、ラーメンライフを楽しみたいです☆