まだそれほど有名じゃないバンド・・・かな。
今日、タワレコ@渋谷でなんとなくV系コーナーを眺めていたら、ふと目に入ったのがsel'mのアルバムだった。久々にジャケ買い♪
彼らのオフィシャルHPを見ると、まだまだ若いバンドっぽい。けど、そのヴィジュアルはなかなか♪
Sel'm、初のファースト・フルアルバム遂に発売!2004年結成より都内を中心に勢力的に活動しているSel'm。これまで完全自主制作にて己の道を突き進んできた彼らが遂に1st Albumをリリース!2007年4月に発売された3rdシングル「ロイド」のリマスタリングver.と、会場限定販売し現在は入手不可となった「N∞℃」のNewレコーディングを含む全13曲を収録。すでにライブでお馴染みの曲や、新境地を切りひらくラウドでヘビーなナンバーからバラード曲まで、捨て曲なしの自信作。Sel'mの奏でる声、音、世界観を充分に堪能できる渾身の1枚に仕上がっています。
音的にはイマドキのV系って感じだった。けれど、ボーカルのトラの声がなんか懐かしい感じがして、いいかも!?と思ってしまった。結構品のある細い声で、将来的には成長の可能性が感じられた。サウンド的には、結構メロディアスだけどしっかりラウドな部分も持っている。
全体的な印象としては、結構地味なタイプの楽曲が多いかな。決して聴きにくくはないが、かといって、あからさまにはじけた感じでもない。まだ成長途中という感じは否めないけど、それなりにまとまったサウンドになっている。バンドのコンセプトがしっかりしているのかな。統一感があって、ブレがあまりない。
クレジットのところにVery Special Thanks toとあって、そこにディルアングレイと蜉蝣とメリーの名前が書いてある。おそらく彼らが影響を受けたバンドなのだろうけど、僕の印象としては、蜉蝣に一番影響を受けているのかな? と。ディルっぽい要素も多々見られるけど、一番は蜉蝣かな。
1.Erase the cast
2.ロイド
3.暁
4.barefaced eye
5.神義眼
6.Spiral world
7.掌の虹
8.オリエンタルリリー
9.鏡花粋月
10.Parasitic root
11.N∞℃
12麗しい視界は憂いな罪
13.Road of judgment
今後、彼らが自分たちの個性をどこでどうやって出していくのか。とても楽しみである。頑張ってほしいな。まずは楽曲のクオリティーアップに力を入れて欲しいと思った。ボーカルのスキルアップは必須かな。声質は悪くないから、声の線の細さをクリアすれば、かなりいい感じになるんじゃないかな。あと、ギターがちょっとありきたりかなとも思う。ベースはよく動いていて悪くない。ドラムは結構凝っている。