この度、出張でユーカリが丘付近に来ました。ならば、ここに来るしかない!
ということで、間もなく創業2周年を迎える「魚介醤油らーめん和屋」に来ました。
こんな企画も行うそうです。
2年ですかー。もう2年経っちゃったんですね。僕的には、海空土から離れて、という意味合いが強いですが(苦笑)。でも、生き残りの難しいラーメン業界で2年続いたというのは、本当にすごいことです。たかが2年、されど2年です。きっと色んなことがあったと思います。そして、今もこうやってお店を続けている、それだけでとても価値の高いことだと僕は心底思います。
メニューは、変わらず。
ほんと、変わらない。そこもまた海空土スピリットかもしれません。けれど、メニューは変わらなくとも、このお店の場合、スープそれ自体がある種「生き物」でして、味が微妙に日々違っています。こちらのお店には、余計な変わり種ラーメンなど不要なのであります。それくらい完成されているので。
あと、残念ながら、らんちばさん絶賛の冷し中華は9月10日で終了となっていました(;;) うう~…
というわけで、今回は(暑かったので)つけ麺を注文しました。それから、今回同伴の我が父はらーめんを注文しました(父は小食なので、半分いただくことに♪)
いやー、久々の和屋のつけ麺。こりゃ、もう問答無用に旨いですね。旨いつけ麺。さっぱりしていて、かつ単純に激ウマ。美味しいダシゆえの美味しいスープ。ただただ黙って食べるだけです。スープが旨けりゃ、それで十分に満足できる、そういうつけ麺でした。
酸味や辛味に頼ることなく、ダシとタレの美味しさだけで、麺を食べさせてくれます。昨年食べたものよりも、煮干しの風味が抑えられているように思いました。店主さん曰く、このスープに使った煮干しのダシがちょっと弱いとのことでしたが、逆に煮干しの風味が全面に出ないことで、より全体的な味わいとなっていたと思います。
しかし、旨いですね。単純に美味しいつけ麺だなぁ、と。しみじみ旨い。この美味しさって、海外の人には伝わるのかなぁ。どんな感じなんだろう?! 煮干しの風味とか和だしとかって、僕らにはなじみ深いけど、海外の人にとってはどういう風に感じるんだろうなぁ。そんなことを考えました。
こちらのらーめんを食べると、ほんと「しみじみ」しますね。しみじみってどういう意味なのか、ちょっと曖昧だけど。
前に食べた時よりも、煮干しの味が奥に引っ込み、名わき役になっている気がしました。複雑な味わいになっていて、何がどうという感じじゃないんですね。店主さんも、「複雑さ」という言葉でこのスープを表現していました。本当に複雑。複雑なんだけど、味わい的には極めてシンプル。シンプルで深みのある醤油ラーメン。決して先鋭的でモダンなラーメンという感じではありません。けれど、「また食べたくなる味」、あるいは「ずっと食べ続けたい味」。そんな感じです。
ざっくり言えば、永福町大勝軒系になるんでしょうけど、そういうラべリングはあんまり意味がないので(汗)。まぁ、とはいいつつもラべリングしたくなるんですけどね。けど、永福町系というわけでもないんですよね。そこが微妙なところ。
海空土もこの和屋も、ずっと、いつでも、食べたい味のラーメンです(最近、めっきり海空土はご無沙汰ですけれど)。しみじみ美味しい。じんわり美味しい。ほどよくジャンクで、ほどよく上品。いつ食べても美味しく感じるし、これからもずっとずっと定期的に味わいたい味。
近いうちにまた海空土に行こうっと♪